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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-02-15-Tuesday エジプト

朝起きたら、

肩から肘にかけての筋肉と背中の筋肉がやたらと痛い。雪かきをした訳でもないし、何か身体を使った運動でもやったかな?と考えていたら、そうだ!映画「あしたのジョー」を観終わった後に、家で鏡を見ながらシャドーボクシングの真似ごとをしたんだった。

アッパーの打ち方を真似した時に腕の筋肉がつりそうになったのだった。

ホンの5分程度の、アレしきのことで筋肉痛かよ。日頃の運動不足も極まれりといったところか。情けない。

そろそろ、ストレッチ体操でも始めないと身体がなまってしまいそうだ。

エジプトでは、ムバラク大統領が11日に遂に辞任した。100万人を越えるデモ隊に、さすがのムバラクも遂に諦めたのであろう。テレビのニュースでは、コンピュータによる交流サイトのフェイスブックによる呼び掛けが、これだけの数の人間を集めたと報道していた。

民主化の波は、情報によってもたらされるものなのだろう。だからこそ、北朝鮮などの独裁国家は情報を遮断することで、何とか、その命脈を保っているのだろうが・・・。

中国も、情報を操作しているとはいいながらも、このコンピュータや携帯電話全盛の時代には、100%の遮断はもはや無理だろうから、いずれ近い内に何等かの大きな変化が突然訪れるかもしれない。

新聞によると、ムバラク一家の蓄えた資産が5兆2000億円にものぼるとのことだが、それが本当なら、とんでもない話だ。

国民の貧困をよそに、大統領が国民から搾取して、自分の資産つくりにまい進していたなんて、所詮、独裁者は金しか信用できなくなるのだろう。

エジプトは独裁を終わらせた後のことの方が大切だ。どういう形で誰が政権を握るのか。誰がやるにしろ一筋縄ではいかないだろう。

不満を爆発させた民衆の全てを満足させるような政策なんてないだろうから、結局、民衆の不満は堆積していく一方だろう。

おそらく、このエジプトの政変で、アフリカの近隣諸国にも民主革命が飛び火するだろう。それを、恐れる独裁者は益々、強権を発揮して、より一層の民衆弾圧を強めるだろう。しかし、その弾圧は逆効果にしかならないのだろうと思う。

第一次世界大戦後のドイツでは、この民衆の不満を上手く利用してヒトラーが台頭してきた。ヒトラーは、この時のドイツ国民にとっては救世主だったのである。

不安定な世界に、再びヒトラーのような悪魔と取引する様な人物が現れないことを祈るのみだ。