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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-02-27-Sunday マイヒストリー49

2005年も相変わらず

取材、講演などに忙しい日々を送っていた。

2005年1月13日に内閣府の官僚と大学教授が一緒に、私のところに取材に訪れた。ごく普通の取材であったが、これは後に「観光カリスマ百選」の選定の為の取材であったことが判る。だが、この時点ではまだそのことは知らなかった。

2月に入って4・5日と札幌で講演をして帰宅した後、身体がだるい。翌6日は日曜日だったので自宅で休んでいたが、熱が出てきた。月曜日に医者行ったら、インフルエンザだと言う。10日から静岡県浜松市で講演のスケジュールが入っている。2004年から何度も静岡県では講演を頼まれており、楽しみに待っていてくれる方もいるから、今回も何としても講演を休む訳にはいかないので、4日連続(7〜10日)で点滴を打ってもらって、フラフラになりながらも11〜13日まで浜松市商工会議所婦人部での講演をしてきた。この間ずっと体調が悪く、13日に帰宅したが、14日にも点滴を打ってもらって何とか持ちこたえたのだった。インフルエンザは怖い病気だ。

ここ数度の静岡県での講演で、静岡県に私の「ファン(?)」ができたらしいのである。今度は3月25・26日にも静岡県島田市の商工会議所婦人部から講演の依頼があった。2月の講演の時にインフルエンザの熱の為に、ウルウルした眼で講演をしていたから、母性本能でもくすぐったのかもしれない。3月の講演では元気一杯に講演をしたので、「アラッ、何だかこの前の時とは随分雰囲気が違うわね〜」と言われてしまったのだった。

19日に十勝川温泉の大平原ホテルで開催された、北海道の水産関係者の全道大会で講演を依頼され、終了後に懇親会にも出席してきた。

インフルエンザからまだ十分に回復していなかったが、漁業関係者は皆、酒が強い。私のところに注ぎに来て、「坂本さん、先ほどの講演で、アスパラガス(6月に北の屋台でおこなったアスパラフェアー)の興味深い話を聞かせてもらったが、十勝には畑だけじゃなく海もあるんですよ。今度は是非、海産物を使ったフェアーをやって下さい。そうだ!10月にししゃもでやりましょうよ」とその場で、10月のししゃもフェアーの話がまとまってしまったのだった。

25〜27日まで、十勝で「スローフード・ジャパン」の全国大会が開催された。懇意にしている「スローフード・フレンズ帯広」の湯浅優子会長から、27日に十勝プラザで開催するシンポジュウムのコーディネーター役をやって欲しいとの依頼があったので、簡単に引き受けたら・・・。

スローフード・ジャパンは2004年10月に立ちあげたばかりで、今回の十勝で開催される大会は、その記念すべき日本での第一回目の大会なのだという。しかも、イタリアのピエモンテ州ブラという街にある本部から、カルロ・ペトリーニ会長が、初めて来日してこの大会に参加するのだというではないか。2月は忙しくてまともに打ち合わせもしていなかったので、焦りまくってしまった。

そんな中、24日に内閣府の役人から「観光カリスマ百選」に選出されたとの嬉しい知らせが入ったが、あぁ1月の取材がその下調べだったんだとようやく分かった次第、3月18日に正式に授与された。「観光カリスマ」は日本全国から観光事業に功績のあった人間(個人であり、団体ではない)百人を選び出して表彰する制度で、私は「屋台村を核とした観光・地域づくりのカリスマ」ということで表彰された。地域別でみると北海道は都道府県では一番多くて7人(現在は6人)選ばれている。現在「観光カリスマ」は諸事情(会社の倒産や死去)で100名を切っているが、補充は一切されないとのことである。

25日の北海道ホテルで開催された夕食会に出席したが、趣味のマジックが役立った。マジックは言葉が通じなくても現象は世界共通だからだ。イタリア人は大袈裟に喜んでくれたのだった。(つづく)