入学試験で、インターネットを使用したと思われる不正が見つかった事件で、東北地方在住の人物が特定されたとのニュースが流れた。
意外に早く見つかったなぁと感じた。
超が付くアナログ人間の私には、携帯電話を使ったカンニングなんて想像も着かないが・・・。
なにせ、携帯電話は電話としてしか使えない。メールはたまに受信することはあるが、自分では発信が出来ないから、メール機能はほとんど使わないのだ。
マジックが趣味だから、指先の器用さにかけては自信があるが、携帯のボタン操作は面倒で覚える気にならないのだ。
妻や子どもたちはピコピコとメールをやっているが、メールはコンピュータでやる方が、私には遥かにやり易い。
京都大学の入試で発覚した今回のカンニングは、その方法について各テレビ局が、あぁでもない、こうでもないと色々と専門家に考えさせてやらせていたが、果たして、どの様な方法でやったのか、興味深い。
恐らく複数でやったのだろう。今朝のニュースでは東北地方の40代の女性が契約した携帯電話だとのことだから、ひょっとすると、家族ぐるみの犯行だったりして。
それにしても、カンニングの方法がこうも変わったとは、時代は進んでいるのだなぁ〜。
我々が学生の頃は、一生懸命に小さな紙に書き込んでカンニングペーパーを作ったものだが、作っている内にシッカリ暗記できてしまうから、本番ではカンニングの必要がなくなるという笑い話になったのだが・・・。
カンニングもデジタルの時代になったということだろうが、他人に回答を求めたら、それこそ、全く自分の知識にならないではないか。あまりにも安易に他人に依存して、自ら考えることをしないというのはヨロシクない。
第一、今回のような、方法を考えて、機械を買い揃える時間と余裕があるなら、単語のひとつも暗記しろよ!
カンニングといえば、札幌市の建設関係の不正事件(入札の最低制限価格を教える見返りに金品を要求した)で札幌市役所の契約管理課係長と北海道の建設業界最大手の岩田地崎建設の部長らが逮捕された。
これも一種のカンニング行為であろう。
北海道の建設業界の最大手企業で、北海道建設業協会の会長を務める企業がこういう不正をはたらいたのは、大きな問題だ。
この種の不正は、入札参加停止2年というのが慣行だそうだから、この建設不況の時に痛いに違いない。
発覚すれば、それなりのペナルティーが科せられるのが分かっていながら防げないのは何故なんだろう。
会社の為と言いながら、実は、まるで会社の為になっていないだろう。逆に会社存立の危機にまでなるかもしれない不正だ。
こういう輩を会社に在籍させておくというのは、果たして会社の体質なのか、個人の問題なのか?
組織は放っておけば腐敗する。常にキチンと末端まで理念を浸透させていなければ維持できない。トップにその意志があるかどうかだ。
常に自浄作用を働かせていなければ、組織自体が崩壊する危機を招く。犯罪の芽は、早くに摘むべきである。