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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-03-19-Saturday 群集心理

東北関東大震災

(11日14:46発生)による津波で、東北関東の太平洋岸近くの広範囲に及ぶ地域の被害が大きい。

すでに、発生から1週間以上が経過したが、それにしても政府の対応のまずさはヒドイものだ。

おそらく福島第一原発事故への対応でそれどころではない、と云うことなのだろう。

なにも総理大臣が全ての指揮を取る必要もないだろう。菅直人は何でも自分でやらなければ満足しない性格なのだろうか?

復興地支援と原発対応とを分ければ良いだけだろうに・・・。

対応が遅過ぎる。

今朝のニュースで、11日の福島第一原発1号機の事故直後に、アメリカ政府から菅直人首相に、福島第一原発への海水注入への援助が申し入れられたが、時期早尚として断わったとのことだが、危機意識の無さが露呈した。

昨晩、映画「チャイナ・シンドローム」をレーザーディスクで見直した。

地震によって原発の炉心溶融が起こりそうになった事故を扱った映画で、1979年3月16日の公開12日後の3月28日にスリーマイル島の原発事故が実際に起こったから大ヒットした映画である。ジェーン・フォンダ、マイケル・ダグラス、ジャック・レモン等が出演した映画だ。題名の由来は炉心溶融が起きると地球の反対側の中国にまで穴が開くというものだ。

映画と現実は違うだろうが、この映画の中の電力会社と今回の東京電力の対応は似ているということだ。

会社の利益を最優先させて、近隣住民の安全は二の次という体質である。第1号機に海水を注入すれば廃炉になってしまうから躊躇っている間に第2号機・3号機・4号機へと被害が広がった。

損失額は巨大だろうが、原発なのだから、まずは国民の安全第一でなければならない。

菅総理が東電の対応の遅さにイラ立って乗りこんだが遅過ぎた。

地震発生直後、第1号機の事故が起きた瞬間から、政府が対応するべきであった。

保身を考えてこれだけの重大な事故に拡大させた東電は許されない!

電気を通電させて、冷却装置を復活させる対応をするそうだが、何とか成功して鎮静化させてもらいたい。

そうでなければ、復興が遅々として進まない。

政府は、避難者にも国民にも、一刻も早く希望を見せる対応をしてもらいたい。

それにしても、買占め、買い溜めしている人間はなんともあさましい限りだ。西日本が無事なのだから、買い溜めなんてしなくても大丈夫だろうに、誰かが買い溜めすると、群集心理で我も我もとなるのだろう。

まずは、被災地最優先で物資を回してあげる心遣いを一人一人が心掛けてもらいたい。

これも、政府の対応がマズイからだ。

計画停電だのという政策や、放射能に対する報道は、イタズラに国民をパニックに向かわせているだけだ。

非常事態宣言を発令して、関東のパチンコ屋や電気屋や緊急性の無い工場は操業停止させるなり、大企業も休業させるべきだろう。

一般国民を安心させることがまず政府がやらなければならない第一の仕事である。