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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-03-20-Sunday 震災後

東日本大震災が起こってから9日が経った。

ようやく一部の被災地では、復興が始まったようであるが・・・。

今回は何せ広範囲であるから、依然として手付かずのままの被災地もかなりの箇所になっている。

19日に妻の両親から、停電になって蝋燭を使うのは火災の心配があるので、非常用に懐中電灯を一つ買って欲しいと頼まれたから、ホームセンターに行ってランタン形式の懐中電灯を購入した。単一電池を4本使うタイプのものである。そのランタンに入れる単一電池も買おうと思ったのだが、売り切れになっていて一本も売っていない。単二と単三はあるのだが、単一電池が売っていない。これでは、ランタンを購入しても役に立たないではないか。隣のスーパーマーケットに行っても、100円ショップに行っても、薬屋に行っても、単一電池だけが売り切れなのだ。ヘエ〜帯広でも売り切れ?驚いたなぁ〜、昨日までは売っていたのに・・・。

恐らく、関東地方で電池が買い占められた為に、関東地方には無いので、北海道から送ってくれという親戚や知人からの要望で買って、送っているらしいのだ。

テレビでは、関西の会社が電池を大量に生産していると言っていたから、慌てることもあるまい。もうすぐ販売されるだろう。買占めに走る奴がいるから品薄になるのだ。

19日の北海道新聞の夕刊に「人は自分が多数派に入るように行動したがる。みんなと一緒なら安心と、そうやって知らぬ間に混乱に落ち込む。やっかいな動物なのだ。」という一文が載っていた。自分の意志や考え方に自信が無い人間は付和雷同してしまうものだ。多数派が正しいなんてことは今の世の中にはそう多くはない。こんな時こそ、シッカリとした意志をもって冷静に行動してもらいたいものだ。

震災以後は福島第一電発事故の経過が心配で、朝からズ〜ッとテレビを付けっぱなしなのだが、民放は全てCMが、やたらと同じ「AC」の広告ばかりでもう飽きた。もういい加減、耳障りになってきたから止めて欲しい。

街を歩くと、義援金の募金活動が目立つ様になってきた。この募金活動をする人の気持ちも理解はできるが、お金を入れずに立ち去ると「人でなし」みたいな目を向ける輩が居るのは気になることだ。街を歩く人の中には、既に大金を寄付している人だっているだろうに・・・。

東京の立川で、この義援金を装った詐欺で若者が逮捕されたという新聞記事も出ていたのだから、この手の募金が本当の募金なのかを見分けなければならない。

正式に、赤十字なりの信頼おける団体からの依頼とかで集めるのならまだしも、個人や会社が勝手に不特定多数から善意のお金を集める行為というのは如何なものだろうか?考え方としては正しくても行為としては今一歩考えてみる必要がある。

帯広にも善意の募金を装って、集まった義援金をポケットに入れるトンデモナイ卑劣な奴が居ることも聞いている。募金活動はキチンとした方法でやってもらいたいものである。

東京電力の常務が会見をしたが、涙を流しながらの会見はいかにもマズイだろう。国民が不安になるではないか、こういう会見に精神的に弱い人間を出してはいけない。

原発は放水車による地上からの放水で小康状態を保っているかのように見える。しかし、燃料棒の温度を下げるにはかなりの期間が必要だとのことだから、このままの放水作業をズッ〜と続ける訳にもいくまい。

一刻も早く、通電させて冷却装置を作動させる必要があるだろうが、果たして津波や爆発の影響を受けていないかが心配だ。

茨城産のホウレン草や福島産の原乳から基準以上の放射能が検出されたとのニュースも流れた。放射能は目に見えないだけに厄介だ。風評被害で被災地が二次被害に合わないようにしなければならないだろう。

政府は正確な情報を出してデマゴーグの流失を防がねばならないだろうに、いまだに谷垣自民党総裁を閣僚に入れるとか入らないとか馬鹿なことばかりやっている。

政治家は未曾有の事態なのだから、国会議員は全員でしっかり対応してもらいたいものだ。