これから始まるだろう。
阪神淡路大震災の時よりも、被害を受けた場所が広範囲だから、復興にもかなりの時間が掛かろう。
こんな時には、レジャー遊行関係の自粛が始まるのが常である。確かに、被災者の方々のことを考えると、とても遊んでなどいられないという気持ちになるのだろう。
しかし、日本中が自粛ムードに浸ってしまうと、日本の経済が回らなくなって益々、復興が遅れてしまうだろう。
例えば、ゴルフ。
十勝もそろそろゴルフシーズンの開幕だが、ここ最近の十勝のゴルフ場は経営が思わしくない状況だ。不景気から客数の大幅な減少が起こっている。
今回の大震災によって、ゴルフの自粛が始まると、ますます来客者数が減少してしまい、2,3のゴルフ場が倒産するかもしれない。
そうなると、これはこれで、失業者が増えてしまうことになる。
被災者の事を思えば、消費を促すことも廻り回って、復興の手助けになるのではないだろうか?
無駄なお金を使えと言っている訳ではない。変に日本国民皆が、自粛して経済活動を停滞させてしまうと、潰れなくてもよい会社が、潰れてしまうことになりかねない。
こういう時にこそ、実体経済での活動をスムーズに行うことだ。
ゴルフ場も入場料の何%かを復興資金として募金するとか、それぞれの会社も利益の何%かを拠出するとかの工夫をして、経済活動を活発化させてもらいたいものである。