パキスタンに潜伏していたアルカイダの創設者のビンラディンの隠れ家を急襲し殺害したというニュースが流れた。
応戦抵抗したから射殺したとか、武器は携帯していなかったが抵抗したから射殺したとアメリカの情報も変わったが、ビンラディンの娘の証言では庭に連れ出されて射殺されたという情報もあるようだ。
その後も、いろいろな情報が錯綜している。どれが本当なのかは今のところハッキリしない。
ただ、いずれにしろ主権国家であるパキスタンに対して、情報が漏れる可能性があるからと、通告もしないで急襲するというのは如何なものだろうか?
相手が法を守らないテロ集団だから、アメリカも法を守らなくても良いのだということにはならないのではないだろうか?
新聞によると、法を守って対応すると莫大なお金が掛かるから、お金のの問題ではないか?ともあったが、それだと後々問題が出てくるだろう。
今後も報復に対する報復テロが起きるのではないかと心配だ。
それにしてもだ。たしかオバマ大統領は就任直後にノーベル平和賞を受賞していたのではなかったか?
ノーベル平和賞受賞者が殺人計画の許可を出したなんて、ブラックジョークにもならないだろう。最近のノーベル平和賞受賞者は政治的な傾向が強いように感じる。これでは価値が半減してしまうどころか、逆の評価になりかねないと思う。
今朝の新聞に、菅首相が静岡県の浜岡原発の全面停止を中部電力に要請したという記事が1面トップに出ていた。
菅首相というのはどこまでも派手なパフォーマンスが好きなご仁なのだなぁ〜。
私も原発は(いずれは)止めるべきだと思っているが、今回の菅首相の要請は唐突に過ぎるのではないだろうか?
閣僚間で話し合ったような形跡もなく、菅首相が突然に海江田経産相を呼び付けて指示したという記事の内容であった。
指示された中部電力側も対応がまるでできないまま菅首相側がマスコミに発表したようだ。
いくらやることが正しくても、下準備なしに唐突にトップダウンでやってしまっては逆効果だろう。菅首相はそうとうに焦っていて、満足な状況判断が出来ていないのではないか?
今回の指示は、菅首相のリーダーシップの発揮というよりは、独裁的な迷走と捉えられる危険の方が大きいだろうと思う。
今後このような人間が日本のトップにいることの怖さの方が浮き彫りにされて、よりいっそう菅降ろしが早まるのではなかろうか?
確かに、地震がいつ起きるかは判らない。新聞に載っていた浜岡原発の写真は海岸からすぐ側で津波が来たらひとたまりもないようだから、早目、早目に対応することが必要だろう。だが、なぜ、昨日なんだ?
福島第一原発事故の直後ならまだしも、2ヶ月も経ってからではいかにも中途半端だ。
おそらく菅首相は官邸でも、一人ぼっちなのかもしれないなぁ〜。
かなり危険な精神状態なのかもしれない。