«前の日記(■2011-06-20-Monday) 最新 次の日記(■2011-06-22-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-06-21-Tuesday 八日目の蝉

20日に会社から帰宅

途中の車の中で、妻が突然、映画「八日目の蝉」が観たいと言い出した。

私は、邦画のお涙頂戴的な映画はあまり好みではないが、妻が観たいと言い出したからには一緒に行くしかない。

新聞で映画の時間を調べると午後8時ちょうどの開始である。自宅で夕食を食べ終えてから、温泉に行く支度を整えておいて、映画館に向かった。

例によって「夫婦50歳割引き制度」のお陰で、2人で2000円という料金で観る事が出来る。

この映画は2時間半の長い映画であるが、この2時間半を一人1000円で楽しめる娯楽は少ないだろう。

これまた例によって、まだ観ていない人の為に、詳しいことは書かないが、映画のストーリーは、不倫相手の子を身籠り、堕胎させられたせいで子供を産めない身体になってしまった野々宮希和子(永作博美)が、不倫相手の男の妻、恵津子(森口瑤子)が妊娠、出産すると、希和子は生後4カ月のその子を誘拐して4歳まで育てる。その間の逃亡劇と20歳ぐらいに成長した秋山恵理菜(井上真央)(希和子からは薫と呼ばれていた)がこれまた岸田(劇団ひとり)という妻子持ちと不倫して子供を身籠る。

希和子が逃亡中に暮らしていた女だけの新興宗教団体エンゼルホーム(教祖役の余貴美子は上手い女優だ)に一緒にいた恵理菜と同じ年齢の千草(小池栄子)が現れ、恵理菜と一緒に、小豆島に行く。そこがかつて希和子と薫(恵理菜)が一緒に生活していた場所だった・・・・。

私は意外にも、余韻が感じられて良い映画だなぁ〜と思ったのだが、妻が、観た後にやたらと怒りまくっている。

妻曰く「この題材でお涙頂戴はオカシイ!妻の居る男と不倫をして、子供を作ること事態が間違っている。希和子はきっと復讐の為に子供を誘拐したのよ。要は自分の堕胎した子供の代わりに育てただけなのよ。私だったら、まずこの夫は許さない!(恐いなぁ〜)。私は実の母親の恵津子の気持ちが良く判る。恵津子をヒステリー性格に描いているが、一番かわいい盛りの、しかも人格が形成される4歳までを他人に育てられて自分に懐かなかったら、たぶん自分だってこうなる。なんだかこの映画は希和子の行為を認めているかのようで腹立たしい・・・・・・・・・・。」などと言うのだ。

そうか、そういう見方もあるのか。

確かに、この映画に登場する秋山にしろ岸田にしろ男は皆、卑怯でズルイ奴らだと私も思う。

妻子が居るのに、不倫をする人間と言うのは、男も女も、結局は自己中心的で、周りのことなど考えない人間なのではなかろうか?

映画が終わった後に、そのまま温泉銭湯に行って12時に帰宅したが、妻はまだ怒っている。お風呂の中でも、あの映画のことを考えていたら腹立たしくなったと言うのだ。こちらに飛び火しないことを祈る。

あっ、そうそう、夜中の1時に寝ようと思って寝室の電気を消したら、壁掛けの電波時計の針が、急にグルグル回り出し、ひと回りして止まった。以前にテレビで、地震の影響で電波時計の電波が届かなくなったという様な話があったが、ヒョッとしてまた大きな地震でも起こるのだろうか?

妻の怒りがこんな所に伝播して、電波時計が止まったのかもしれない。