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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-06-22-Wednesday 昔の映像

18日に東京で

マジックの師匠の故ジミー忍(聖忍)(1943.06.26-1996.05.11)師の奥さんのマコママが千歳船橋で経営しているスナック「魔法の小箱」を訪ねた折に、ジミー師の一番弟子のジョニー広瀬さんが保存していた8ミリフィルムをDVDに編集した貴重な映像を数点頂いた。

昭和46〜47年頃にジミー忍師がテレビ出演した際に、そのテレビのブラウン管を8ミリカメラで撮影したものや、堺市のキャバレー王将に出演した際の8ミリカメラで撮った映像、大阪梅田のクラブ大和屋でのトニー・バンドンメルンの演技や日本奇術連盟で演技しているジョニー広瀬さんの演技。1972年のハワイで開催されたPCAM世界大会の島田晴夫さんらの8ミリフィルム。「松浦天海師を偲ぶ」と題したDVD、「バーディコヤマ師の芸能生活40周年と還暦を祝う会」のDVDなどである。

いずれも貴重な資料である。

特に、ジミー忍師の堺市のキャバレー王将での演技は、映像はモノクロで、しかも音が入っていないのが残念だが、バンドの伴奏に合わせて踊りながら、鳩、ファイヤーシンブル、犬出しなどの演技が入っており、当時のキャバレーでの演技の様子が垣間見える貴重な資料だ。

キャバレーでの演技を弟子のジョニー広瀬さんが撮影したものだという。当時はなかなかキャバレーでの演技を写したものは少ないだろうと思う。

ジョニー広瀬さんがマコママに「珍しい8ミリフィルムが押し入れから出てきたからDVDにしてマコママに送るよ」と言って送ってきてくれたものだと言う。

「坂もっちゃんのマジック資料館に保存しておいて」と譲り受けたものだ。

マコママはバンドの音楽が入っていないから、チャップリンのサイレント映画みたいで滑稽だと謙遜していたが、ジミー忍師の演技は今観ても、なかなか個性的であり、しかもダンディーでカッコイイ。

ジミー師のオリジナルのファイヤーシンブルはいつ見ても素晴らしいアクトである。

ジミー師は現在の私と同じ年の53歳で亡くなってしまったが、マジック界は惜しい人を亡くしたと思う。いささか早過ぎる死であった。