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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-06-23-Thursday マジック教室

昨日22日に

「かちまいアカデミー」(地元の新聞社、十勝毎日新聞社の主催する各種教室)で私が指導する「かんたんトランプマジック」の最終講義を終えた。

この教室は1ヶ月に2回(隔週)の開催で一回の指導時間は90分間、期間は3ヶ月間で計6回の教室なのである。

他の教室はどのように運営しているのか判らないが、マジックをたったの6回で覚えてもらうのは至難の業だと感じている。

基本的なカードの持ち方や、シャッフルの仕方などを教えるだけでは、習う方はつまらないだろうから、極々簡単な、技術を使わないカードマジックも交えながら進めていくのだが、生徒さんの中で進行の差が、段々と出て来るのが一番の困りものだ。

呑み込みの早い人は先に進みたがるし、まだ習得出来ていない人が居る内に先に進むと、その遅れている人は脱落してしまう。全員が一応は出来るようにしてから次の段階へと進むのだが、この匙(さじ)加減が難しい。

およそどの様な習い事だって、自宅での練習はするものだと思うのだが、最初にマジックはタネが分かれば出来ると考えているのか、あまり自宅で練習する人は少ないようだ。私の講習を受けている内に、上達するには自宅での練習が不可欠だと感じてくれるのだが、3ヶ月の期間では短過ぎて、気付いた時には遅過ぎる。

昨日も「これで今回の受講内容は終了です」と挨拶したら。生徒の全員が「次のステップに行きたい」と嬉しいことを言ってくれた。

しかし、このまま全員を次の段階にすると、益々その差が出てきてしまう。もっと期間が長ければ、クラス分けでもして昇級試験的なことをやって段階を上げることも可能だが、3ヶ月で6回の講習ではとても不可能なことだ。

この「かちまいアカデミー」では3ヶ月毎の生徒募集方式であるから、次に「中級マジック教室」を開催して初めての人が入って来ると困ってしまう。「中級」は「初級」を終了した人だけに限るとすると、今度は人数が集まらないだろう。

マジックを習いたい、覚えたいという人に何とか上手く教えてあげたい、マジック人口を増やしたいと考えているのだが、私にも本業の仕事があるし、マジックだけをやっている訳ではないのでこれまた難しい。

一体、他の教室はどのように運営しているのだろうか知りたいものである。

7〜9月は「かちまいアカデミー」はお休みさせてもらったので、この間に抜本的な方法を考えることにしよう。