書けば私の筆が腐ると思っているから、書きたくないのだが・・・。
27日に菅直人首相が内閣の人事を小規模ながら代えた。
この人事を巡っては、与党民主党内でも、蓮舫行政刷新相ははじき出され、海江田経産相は細野豪志が原発大臣に就任して面目丸潰れ、大切な筈の環境大臣は江田法相の兼務だし、これでは???何をやりたいのかまったくの意味不明な人事だ。
自民党は浜田和幸参院議員を一本釣りされて怒りまくっているし、メディアも今回の人事の意味が理解できずにいるようだ。
でも、今回の人事は何の事はない、菅直人の延命策以外の何物でもないだろう。
これだけ、与党も野党も意志の疎通を滅茶苦茶にされて、疑心暗鬼にすれば、決まるものも決まらなくなる。菅直人首相自らが、首相退陣の一応のメド(現在、巷では一応のメドとは目処が立たないことを言うらしい)として掲げたことになっている3つの法案も8月までに成立する目は今回の人事でなくなったろうと思う。
つまり、逆に言えば、メドをメドでなくしてしまえば、いつまでも首相を続けられることになるという訳だから、何と言うすごい延命策だろう。
もはや、この首相は、復興も原発の終息も無関心のようだ。自ら掲げた法案の成立を、自ら破壊しているようなものだからだ。
菅直人は自分の歴史的評価しか気にしていないかのように感じる。今、辞めたら、最低の首相としての評価しかなくなるから、何等かの実績を残してから辞めたいと考えているのだろうが、延命しようとすればするだけ、国会が混乱するだけで何も進まない。政治的空白がもうすでに何ヶ月も続いている。
この状態で、東北の被災者の人達はよく黙っていられるなぁ。
菅直人の名誉欲が日本を滅ぼすことになるかもしれない。
鳩山由紀夫が不信任案で演じたピエロ的な言動が、またしても日本を混乱させたことになる。
国会議員は全員辞職しろ!