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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-07-23-Saturday 風評被害

風評被害っていうのは恐ろしいものだ。

女子サッカーW杯で優勝したなでしこジャパンの熊谷選手が居酒屋で男子大学生と話したことを、その男子学生が自身のツイッターでつぶやいたことから大事件に発展したようだ。

熊谷選手が、チームが優勝したことで舞い上がってしまって軽い気持ちでしゃべった事なのか、あるいは男子学生があることないこと書いたのかは判らないが、まぁ熊谷選手、男子大学生の両者共に軽率な行動であったことは事実であろう。

有名になるということは、制約がともなうものだし、自らの行動を抑制できない人間は有名になることで、かえってこのようにリスクを受ける頻度が高まることを意味している。

しかし、「○○さんが△△と言っていたよ」という類の発言は実に恐ろしいものだ。

私も先日似たような経験をした。

先週のある日突然に「坂本さんが○○さんと親しい、○○さんから坂本さんがマジックを教えてもらったという話を、××さんから聞いた」と言って私の会社に訪ねて来た人がいたが、私には全く身に覚えの無い話であった。

その○○さんという人物の名前はおろか顔も知らない人だったのだ。

××さんとは○○さんではない別の人物との話をしていたのに、××さんの方で一方的に勘違いをされて、私が○○という人物と親しいらしいという話にいつの間にかすり替わったようなのだ。

相手の話に、よっぽどの関心でもなければ、他人の話を上の空で聞いているということは私にもあることだから××さんを責めるつもりもないが、しかし、噂話とか悪評とかというものは、こうやって出来あがって、こうやって伝わっていくのかと思わず認識させられる妙な事件であった。

風評被害にあっても困惑しない様に、いつも自分で正しいと思うことを、正しいと思う方法で行っていれば、他人に恥じることなどない。姑息な考え方や行動をする人間だけが困るのだろうと思っていた。

でも、思わぬところから、そういう行動をしていても、この世の全員が私のことを知っている訳ではない。いや、むしろ知らないからこそ変な事が言えるのだろうとも思う。

しょせん噂話を無くすことなどできないのだろうから、要は、自分の生き方に自信と誇りを持って生きていくしかないのだろうと思う。