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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-09-09-Friday 諸事雑感

新ひだか町の地震は

7日午後10時29分頃にも震度5を記録したから、やっぱり我が家の電波時計は確実に地震予知を当てている。

まぁ今回の地震の被害はたいしたことがなかったようだからひとまず安心であるが・・・。

さて、このブログの読者からメールを頂いた。昨日のブログに書いた「忌み地」とは何かという質問である。

私もはっきり誰から聞いたかまでは覚えていないのであるが、かなり以前に、「古代人の感覚というか、本能というかは実に素晴らしいものだ。例えば住居を造る時に、水はけの良い高台に住居を造り、そこは「癒しの地」と呼んでいた。水はけの悪い湿地は「忌み地」と呼んで墓などにした」という講演を聞いた記憶があって、そのことを書いたのである。

ただし、私が昨日のブログで書いた「忌み地」というのは、それを更に拡大解釈して、本来は人間が住むべきではないような、低地や山を削って造ったような土地は、堤防を造ったり、土壌改良したりしても、災害には弱いから「忌み地」として使用しない位のことが必要だという意味で使ったのである。

これからは日本の人口が減るのだから、無理矢理に開発するのは止めてはどうかということでもある。

もっと自然に敬意と恐れを持って生活しようということでもある。

次に、TPPのことであるが、どの道、製造業の大企業はいずれ海外に拠点を移さざるを得ない状況になるのは必至だということだ。「日本から製造業の流出を止めろ!」と空洞化阻止を声高に叫んでも無駄だということだ。

大企業がグローバルな競争に勝つために(若しくは生き残る為に)、賃金の安い国に工場を造る流れは止められないだろうと考えているからである。

企業が海外に出るのが必至なら、そうなった時に日本はいかにして生活するのかを考えておかなければ、製造業は日本から居なくなりました。農業も壊滅しています。では日本人の生活は成り立たないだろう。

今のままの政策でTPPを批准したらそうなると思うのである。

産業構造・エネルギー問題、食料問題など、戦後のこれまでの日本の生き方を考え直す時が来ていると思っている。