向かっている方向は悪い方向であるように感じる。
何度もこのブログに書いていることだが・・・。
企業は効率性や収益性を求めて、益々機械化を推し進めている。
工場が機械化してある程度の効率化を図るのは良しとしよう。その目的が働く人の労働を軽くする為であるなら。しかし、儲けの為だけに機械化して省力化するのは明らかに間違いだ。
何故なら工場で働く人間も購買者の一人であるからだ。
人手を省くのは、企業が儲かるだけで、働いていた人間をクビにしたり正社員を減らしたりするのは、人間を不幸にするだけである。
行き過ぎた効率化は人間を不幸にするだけだ。
クビになった人間は購買力が落ちるから、当然買い物は控えるだろう。
企業は社員をクビにして機械化し儲かった気分になっているかもしれないが、それは自分で自分の首を絞めるような行為に他ならない。
企業の身の周りで購買力が落ちたら、誰が出来あがった製品を買うのだろうか?
しかも、効率化した経営社は評価されて高額な給料を取る。一人で何億円もの給料を取って、社員をクビにして、一体どこが名経営者なのか?
何億円も給料をもらったって使い切れないないだろうに・・・。
それよりも、多くの社員を雇って、その分の給料を払ってあげた方が、世間の金は回るだろう。
お金が回れば景気も良くなるのだ。今の仕組みの中で政府がいくらお金を出しても企業がますます省力化の為に機械化して雇用を減らすだけだ。一時的に雇用が良くなったとしても派遣やパートの社員が増えるだけで、根本的に景気が良くなるはずがない。
お金に対する考え方を変えなければ世界はオカシクなってしまうだろう。なにせ、世界には60億人からの人間がいるのだ。ホンの数%の超お金持ちがいて残り90数%は貧乏人という形にでもするつもりなのだろうか?
小泉や竹中がやろうとしていた政策は明らかに誤りだった。
民主党はそれを変えるのかと思っていたが、TPPだのを批准して、アメリカンスタンダードのグローバル社会を造ろうとしている。
北海道は日本から独立して鎖国政策でもやったらどうだ!
グローバル社会なんて始めから幻想だし、一部の超お金持ちにますます金を集めることを助長するだけだと思うのだが・・・。