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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-09-27-Tuesday 破滅型人間

折角超一流の技術を持ちながら、

それを活かせていない人物というのがいる。

傍で見ているととてもモッタイナイなぁと感じる。

技術は素晴らしいのだが、どうやら戦略や戦術というものを立てることが苦手なのだろうと思う。

一人の人間が全ての能力を兼ね備えているということは、まずないであろうから、自分に不足している能力を補ってサポートしてくれる人間を見つけることが人生には重要なのだ。

戦略や戦術がなく、その場、その場の思い付きで行動するから、周りの人間には一貫性に欠けた行動に見えてしまう。

最初の内は、カリスマ性があれば、盲信的に部下は付いてくるだろうが、理不尽なことがあまりに重なると「アレッ」と疑問を抱かれてしまうことになる。そうなるとカリスマ性というのは霧消してしまうのだ。

カリスマ性というベールが剥がれてしまうと、今度は逆に欠陥が浮き彫りになってしまう。その落差はあまりにも大きいのだ。

一旦、その体制が崩れてしまうと自暴自棄というのか、メチャクチャというのか、言っていることもやっていることもその場しのぎになるから、支離滅裂になってしまう。

誇大妄想というのか被害妄想というのか、カリスマ性のベールに隠れて見えていなかった、そういう面が表に出て来る。そうなると、やることなすこと裏目、裏目になりやすいから、ますます自爆行為というのか、結果的に自ら折角築き上げたものを破壊する方向に動いてしまうように見える。

傍から見ていると、何故?その時期にそんなバカな行為をしなければならないのか?と全く理解に苦しむ行動を取ってしまうのだ。

戦略や戦術がそもそも無いから、我慢すべきところを我慢できずに、感情に走った行動を取って自爆してしまうのである。ところが、そういう人間は、えてしてその場の凌ぎ方だけは異常に上手いから、スパッと決断できない部下はズルズルと引きずられてしまうことになる。

なんだか、新興宗教などのマインドコントロールの手法を見ているような感じである。

やはり、上に立とうという人間は、俯瞰的、客観的に己の思考や行動を取れるよう、普段から訓練しておく必要があるのだろう。