コンピュータも仕事上仕方なく使ってはいるが・・・。
コンピュータくらいは使いこなせなければいけないのだろうが、必要最低限で良いとも思っている。
どうも人間はコンピュータによって堕落させられているのではないかとさえ思えるのだ。
例えば、なんでも検索すればすぐに調べることが出来るから、最近の若者は知識として頭の中に残しておく必要が無いとでも考えているのであろうか?どうも脳味噌を活用していないように感じるのだ。
人手もそうである。効率化、機械化して人間の仕事を減らすことは、重労働を軽減する様な方向に向かうなら良いことだろうと思うが、人間の仕事(職)そのものを奪ってしまったのでは意味が無くなると思うのである。
コミュニケーションを豊かにする方向に道具としてコンピュータを使用するなら良いと思うが、目の前の人間と携帯電話で、しかもメールでやり取りするようになったら、何のための道具なのか、これまた意味がなくなる。
本来、道具も、制度も、その目的は人間を幸福にする為のものであったはずだが、目的を忘れて、効率化、便利化、省人化に向かって人間を不幸にしている。
その象徴の最たるものが、今世界中で起きている「私は99%のデモ」であると思う。
アメリカ型資本主義は金融商品をもてあそび過ぎたのではないか。本来のリスクの回避という目的が、勝手に増殖してしまい、マネーゲームが実体経済を狂わせてしまっている。
コンピュータの画面上を見ているだけで、実体経済よりも大きなお金が右から左に動く。これは毎日博打を打っているようなものだ。こんなバカなことが続くはずがない。いずれ破綻するだろう。いや既に破綻しているのかもしれない。
アメリカが熱心に推進しようとしているTPPは、この最後のあがきではないかと私は考えている。どうやら民主党や経済界は推進したがっているようだが、この上日本の産業を破壊する方向はヨロシクナイ。
グローバル経済は幻想に過ぎない。
何事もほどほどの生活で良いと考えなければイケナイのだろう。大儲けを考えると大やけどを負うことになる。
破綻しているアメリカ経済の尻拭い、若しくはオバマ大統領再選の為の謀略に乗らないで欲しいと願っている。
ゼロか1かの二者択一のデジタルよりは、いろいろな選択肢があった方がギスギスした世の中にならずにすむのではないだろうか?
これはデジタルに融け込めないアナログ人間の戯言だけではない。