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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-10-27-Thursday タイの洪水

ここ最近のニュースで

タイの洪水の模様が連日報道されている。

こういうニュースが出たら、大抵はその時が被害のピークで、そのニュースが流れた後には少しずつ回復に向かっていくものだが、どうやら今回の洪水は被害がドンドンと拡大している様子だ。

東南アジアのタイやカンボジアなどに行くと、雨季には巨大な湖が出来たり、その湖が乾季には消えたりする場所があるのを何カ所か見たことがある。

自然の力がそういうところで水量を調節していたのだろうと思う。

ニュースによると、今回のタイの洪水被害は、そういった雨季に出来る湖の様な場所を埋め立てて工場地帯にしたことが原因の一部ではないかというものがあったが、もし、それが真実だとすると、人間は自然を甘く見ている。

人間の力で自然などコントロール出来るのだなどという奢った考え方をすると、自然がしっぺ返しをするのだ。

しかし、それにしてもすごい洪水である。

まるでタイ全土が洪水で浸食されてしまうようにも感じてしまう。

トルコでも大きな地震が起きたし、地球が人類に対しての警告を発しているように感じてしまう。

先日のニュースで、地球の人口が70億人を超えたそうだ。私が青年会議所(JC)の現役だった頃のJCの機関紙の名称は確か地球の人口に合わせた「40億」だったと思うが・・・。

それが1999年には60億人を超えたとか言っていたように思うのだが・・・。

ここ10年位で10億人以上も増えたのか?!

一体、人類はどこへ向かっていくのだろうか?

大企業は効率化、省力化といって日本国内の雇用を減らし、海外の人件費の安い場所に工場を立てて行く。

そういう低賃金の国は、産めよ、増やせよで人口が増えているのだろう。

だが、今回のタイの洪水被害の遠因が、工場誘致にあるとしたら・・・、それでタイは幸福になるのだろうか?

タイに工場が増え、やがて人件費が上がりだしたら、今度はミャンマー辺りに工場を造るのか?

この道の先には何があるのだろう?

今、愚かな政治家や金儲けしか考えていない企業家達はTPP批准に向かってまっしぐらだが・・・。

TPPはアメリカ型の強欲資本主義の断末魔にしか過ぎないと思う。こんなものを批准したら、日本が壊れるだろう。

成長神話に呪縛された奴等の行く先にはペンペン草も生えないぞ。

もっとゆっくりとした生き方って出来ないものかね〜。