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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-12-12-Monday 次女に

12月6日の夕方に

次女が卒業した東京の大学から電話が入った。次女はカナダに留学中なのでその旨を伝えて、私が用件を聞いたのだが・・・。

昔、娘に親切にしてもらったという男性の老人から、娘さんの連絡先を教えて欲しいとの要請が学校にあったのだという。

学校側は、その老人に個人情報保護法の問題もあるから、直接に娘さんや親の連絡先を教える訳にはいかないと一旦は断わった言ったのだが、「では、その娘さんに私の名前、住所、電話番号を伝えて欲しい。そしてその娘さんが私のことを判ったら連絡が欲しいと伝えて下さい。」との伝言を預かったというのである。

このところ、娘とこちらの時間帯がかみ合わなくてスカイプがなかなか出来ていなかったのであるが、10日に娘にようやく連絡がついたので確認してみると、留学資金を貯める為に働いていたアルバイト先に良く顔を出してくれた方だという。

悪い方ではないと娘も言うので、そのままホッタラカシにするのも失礼だから、妻が11日にその男性の携帯電話にダイヤルしてみたのである。

その方は、81歳の男性で、東京の有名都市銀行の人事部に長く務めておられ、人を見る目は確かだと自負しているとおっしゃる。

我が家の娘の対応が今時の女性にしては珍しく誠実な対応だと気に入られたようで、この就職難の時代だから是非とも就職先のお世話をしたいと考えてくれていたのだそうだ。娘は幼く見えるからまだ2年生くらいに見えたようで、今年のこの辺りから就活が始まるだろうと考えていた。それが最近、アルバイト先に顔を出しても娘さんの姿が見えないので、学校に訪ねて行ったら、今年の3月に大学を卒業していると言われた。親切にしてもらったお礼が直接言いたいと思ったのだそうである。

電話は1時間程も続いたが、「娘さんを見てキチンとした育てられ方をした娘さんだなと思いましたが、今、お母さまと話をして更にナルホドと納得しました。」とおっしゃる。

妻は普段の私に対する言葉づかいとはまるで違う丁寧な対応をする。妻の外面の良さは天下一品だ。

別段、特殊な育て方をした覚えはないが、私の背中を見て育ったのだろう、褒められて悪い気はしないものだと妻に言ったら、「子育ては全部私がやったのよ」と言うからハイハイと返事しておいた。

親馬鹿かもしれないが、子どもが褒められるというのは嬉しいものである。