中国人受刑者の李国林(40)が脱獄したというニュースが12日の夜にあった。(この文章は13日午前中に書いている)
いまだに脱獄なんてする人間がいるんだなぁと驚いた。
刑務所からの脱出となれば、1900年頃に大活躍したアメリカの奇術師で脱出王の異名を持つハリー・フーディーニ(1874-1926)が有名である。
フーディーニは色々な国の刑務所や留置場に手錠をかけられて入れられても、そこから軽々と脱出してみせるパフォーマンスで名を馳せた。
トニー・カーチス、ジャネット・リーの主演で1953年に公開された映画「HOUDINI(邦題)魔術の恋」や2007年にガイ・ピアースとキャサリン・ゼダ・ジョーンズの主演で公開された映画「Death Defying Acts (邦題)奇術師フーディーニ妖しき幻想」など映画で何度も描かれている世界一有名なマジシャンである。
しかし、フーディーニが活躍したのは今から100年以上も前のことである。たとえ全盛期のフーディーニであっても現在の監視カメラだらけの刑務所から脱出出来るとは到底思えない。
ニュースではここ24年間で24人(?)だったかの脱獄者がいたというから年に一人は脱獄を試みている計算になるが、これまでは全員捕まっているとのことだから、脱獄して更に罪が重くなる分、割に合わない脱出劇である。
それが、今回は上手く脱出されてしまい。まだ捕まっていないという。かなりの凶悪犯のようだから一般住民に被害が及ばなければ良いのだが・・・。
それにしても、先の台湾人の自殺にしてもそうだが、最近の警察は気が緩んでいやしないか?
監視カメラが付いているだけで安心しているのではなかろうか?
過度に機械に頼り過ぎるのは問題があると思う。
オウム真理教の平田信容疑者を匿っていた女性信者の斎藤明美容疑者が出頭したというニュースも流れた。まだ800万円の所持金があったというから、逃亡資金に困ったというわけではなさそうだ。
捜査が進んでいずれ逮捕されるよりは、自首した方が罪が軽くなると考えたのだろうか?
今回の平田容疑者の出頭には北朝鮮の金正日が死んだことが影響しているのではないかという人もいるようだ。オウム真理教のバックに金正日が関係していたが、金正日が死んだことでそのバックアップが受けられなくなったから出頭したというのだが・・・。果たして真実は・・・。