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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-01-21-Saturday マナー&エチケット

先日のブログで国歌と国旗について書いたが、

どうも教職者(と思しき)方々の中には、私の主張に違和感を持っておられる方が多いようである。

誤解しないでいただきたいのは、私は、国旗や国歌に対して敬意を払うのはマナーやエチケットの類と同じだと考えていることだ。

マナー&エチケットというのは国によってかなり異なりがある。

たとえば、蕎麦やラーメンなどの麺類を食べる時に日本ではズズッ〜という啜り音を発して食べる。これは外国人にはとても嫌な音で、マナーに反する音に聞こえるらしい。しかし、日本に於いては啜った方が美味しく感じるし、逆に外国人は啜って食べたくても生理的に啜れない体質のようなのだ。

だから、私は蕎麦屋やラーメン屋では啜って食べるが、イタリアンレストランでスパゲッティを食べる時には啜っては食べない。スープを飲む時も同様だ。

世界中には、その国(地方)、その国(地方)のマナーやエチケットがあるのだから、その場所に行ったら、その場所のマナーやエチケットに合わせることは知識として、最低限必要なことだろうと思う。その国の慣行に対して敬意を払うことは訪れる際の、それこそマナーでありエチケットであろう。

このマナーやエチケットは事前に学ばなければ身に付かないものであろう。

数年前の冬季オリンピック(だったと記憶しているが)のジャンプ競技で日本人選手が飛び終わった後に、右手の中指を突き立てて肘を曲げて、その肘の内側に左腕を乗せるしぐさをした場面がテレビに映ったことがある。本人はガッツポーズのつもりでやったのだろうが、これは実に恥ずかしい行為だった。

外国ではこのポーズは「ファッ○・ユー」という汚いスラングを言う際に行うしぐさである。「この○○○野郎!」とかの罵り言葉を言う時のしぐさなのである。エディ・マーフィーの映画などに出てくるから、その意味を知らずに、この選手はこのポーズをしてしまったのだろうが、これを見た外人選手は一体どう感じたのだろうか?「こいつ挑発してやがるのか?」と感じた人もいるだろう。

本人にはその気はなくても、相手には失礼極まりない行為に見えたはずだ。

学校教育で、国歌や国旗に対しては敬意を払う必要はない。なんて教えることは、今後の外国との繋がりの中では非常に危険なことではないだろうか?

少なくとも国旗掲揚や国家斉唱の際には起立したり、軽く頭を下げることは国際的なマナー&エチケットとして教えておく必要があるのではないだろうかと考える。

自律した人間を育てる為には、自分の信条に従って行動すれば良いという考え方は、マナー&エチケットには相容れないものだ。

外国の国歌や国旗は別だなんてことは意味が不明だ。

私は最低限のマナー&エチケットとして必要なことは教えなければならないし、率先して範を示すのが教師ではないかと思うのだが・・・。

どうやら、根本的なモノの考え方に齟齬を来しているようである。