それにしても、近来稀にみる寂しい誕生日である。
妻が札幌に出張中で不在なので、一人で昼食を作り、一人だけで食べたのである。
54歳にもなると、別段、誕生日なんて祝いたくもないが、それしても一人だけと云うのは寂しいものである。
昼からはベッドに寝転んで読書三昧に耽っていた。
17時から自宅が所属する新生町内会の新年総会である。副会長を仰せつかっているので欠席する訳にはいかない。
会場は同じ町内にある「うさぎ」という店である。40名弱の方が来られて盛況であった。
妻の実家も同じ町内会であるが、妻の両親は妻が札幌に行っていて居ないから出ないというので私一人で出席して来た。
どこの町内会もおそらく同様なのであろうが、最近の町内会は老人が多くなって「限界集落(人口の半分が65歳以上の人間の集落のこと)」ならぬ限界町内会と化しているようだ。なにせ私が若手と言われるくらいなのだから・・・。組長など、市の広報や回覧板を配る役員のなり手がいなくなっている。
リクレーションも参加者が少ないから規模が段々と小さくなっている。その為に会費の使い道が減っているところに、参加出来なくて申し訳ないという老人が町内会に寄付をするものだから、お金が段々と貯まってしまって現在200万円位のお金が残っているのだ。
このご時世に毎年預金残高が増えるというのだから、オカシナ町内会である。
でも、ご近所の方々と話をする機会もめっきり減っているから、こういう会に顔を出すこともコミュニケーションをはかるには重要なことである。
先日、書いたカラスのことを話したら「それは氷まつりの為に騒がしくて行き場のなくなった緑が丘公園に住むカラス達が、氷まつりの期間だけ避難して来ているのだそうな」なんでも聞いてみるものだ。また一つ勉強になった。
3.11の震災後は、全国でも町内会の活動が見直されているようである。ご近所との関係を良好に保っておくことは社会生活の上でも必要不可欠なことになっていると思う。