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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-01-30-Monday 29日

29日の日曜日は

私の誕生日であったが一人だけだったので、ベッドに横になりながら読書をしていた。そのベッドの横のテレビを漫然とつけていたのだが、やたらと年金問題を扱う番組が多かった。

やれ、世代間で不公平感があるだとか、昭和35年生まれ以降の人からは損をするとか、消費税を上げなければ破綻するだとか、政治家や学者らがいろいろと言っていたが・・・。

私には虚しい空論にしか聞こえなかった。

そもそも、年金は、人口が右肩上がりに増えている時代に設計された制度で人口が増え続けることを前提とした制度なのだから、この人口減少社会になっている日本では、いくら小手先でいじくってみても、やがて破綻するに決まっているではないか。

年金制度を始めた当初の年金のお金がまだ潤沢にあった頃に、やれ年金会館だのなんだのと年金以外のことに使ってしまったからお金が足りなくなってきたのだから、政治家や官僚が悪いのだ。

いまさら言ってもしょうがないのかもしれないが・・・。

根本的に制度設計をやり直さなければ、消費税をいくら上げたって焼け石に水であることは明白だから、若い世代の人達は、やがて払わなくなるぞ!

どうも、問題を先送りしているだけにしかみえない。

原発問題も、東電は値上げをしたいと言っている。

火力発電の石油代が掛かるせいだというが、これは言葉のトリックだ。いかにも火力発電のコストが、原発のコストよりも高いということをアピールしたいのだろうが、そもそも、原発の放射能ゴミをどう処理するのかという問題を先送りしているし、廃炉にするコストまでは原発の総コストとして見込んでいないではないか。

これとて、未来に科学技術が発達したら、そこで処理してもらうというまことに無責任な考え方である。

年金にしても原発にしても、現代の人間が便利に、豊かに生きる為に、未来の人間達にツケを回しているだけである。

こんな豊かさが本当の豊かさなのか?

未来の人間の顔をまともに見られない様な生活スタイルは改めるべきだろう。

原発事故はそれを教えているではないだろうか?

それを、まだ政治家や金に目のくらんだ強欲な連中は、再びやろうとしている。アメリカ式のグローバル社会は、アメリカが得するだけのクダラナイ代物だ。TPPも同じだ。

日本人は、これからの世界の在り様を示すことをしなければならないのだと思う。

愚かな政治家なんてもういらない!