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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-02-01-Wednesday ゴルフ

30日に

妻が札幌の出張から22時11分着の列車で帰って来るので、駅まで迎えに行かなければならない。

それまで、風呂にも入れないし、することがないので、BSテレビでアメリカの男子ゴルフツアーの「ファーマーズインシュアランス・オープン」を見ていた。この時期、北海道ではゴルフがプレーできないから、やたらとゴルフが恋しいのだ。

石川遼が予選突破をした試合であるが、テレビをつけた時点で、すでに石川遼のプレーは終了しており9アンダーで13位タイという成績であったが・・・。

最終組のプレーが実に面白かったのだ。

最終組でトップに立っていたのは、この試合に初優勝がかかっているK・スタンリーという髭面の若いゴルファーで飛距離が出るプレイヤーである。17番を終了した時点で2位のB・スネデカーとは3打差があるから最終18番のロングホールはダブルボギーの7打を叩いても優勝である。

スタンリーは、ティショットは上手くフェアウェイに置いた。18番はロングホールだからスタンリーの飛距離なら十分2オンが狙えるが、グリーン手前には池があるから、ここは勿論安全策で、池の手前に手堅く打っていった。ピンまで残り85ヤードくらいが残った。スタンリー本人も余裕シャクシャクで笑顔まで見える。

ここからグリーンの真ん中辺りに乗せさえすれば4パットでも初優勝だからだ。

スタンリーはきっとカッコをつけて勝ちたいとでも考えたのだろう。ピンをデッドに狙っていった。

ところが、キレイに打ち過ぎてしまいボールにバックスピンが掛かり過ぎてボールがシュルシュルと戻って池にポチャンと入ってしまったのだ。今度は池ポチャの1打罰を払って、ボールが池に入った箇所の後方線上から第5打目を打つが、まだ2打も余裕があるのだからプロなら何でもないはずなのだが、この5打目がグリーンをオーバーしてしまう。そこから1.5mくらいまで寄せたが下りのラインが残った。そしてナナントこのパットを外してしまってプレーオフになってしまったのである。

ゴルフは上がってみるまで何が起きるか判らないものだ。

こうなると、3打差もあるから完全に諦めていた2位のスネデカーにとっては棚ぼたである。スタンリーは悔いているだろうから気落ちしている。プレーオフの1ホール目の18番は共にバーディで引き分け、2ホール目のショートホールでも運の女神はイタズラをした。スタンリーピンまで20mくらいのところにワンオンしたが、スネデカーはグリーンをオーバーして観客席の側に行った。この時点ではスタンリーが有利かと思えたが・・・。

スネデカーは観客席は動かせない障害物だから無罰で救済を受けてそこからピンまで2mくらいのところに2オンしてパーセーブした。

スタンリーは20mのバーディパットを2m残すショート、このパーパットをはずしてボギーを叩いて案の定負けてしまった。

スタンリーにとっては悔やんでも悔やみきれない18番の第3打目であろう。

人間、余裕を持ち過ぎて、カッコつけてやろうなどと考えるとロクなことにならない。

見ていてそんな感じがしたゴルフであった。