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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-02-14-Tuesday 収集家

コレクターというものは

コレクションしているのもが異なっていても、心理的には合い通じるところがあるもので・・・。

13日に我が社の北海道民芸品部門である坂本商事に来客があった。かねてより、木彫芸術品を何度かお買い上げ頂いていて、木彫品に興味があり、コレクションされている方だ。

私のブログを読んでくださってもいる方で、私同様に自身のコレクションには奥様の理解は少ないそうである。同病相哀れむといったところか。

この方には、以前に、津川雅彦さんが十勝にサンタランド(サンタクロースの里)を建設しようとして何度も来勝している時に、我が社と取引のある木彫作家を、津川さんに紹介し、津川さんが経営している玩具店「グランパパ」にサンタクロースの木彫を十数点納入していた時の作品の写真などもお見せしたことがある。

この方が、東京に戻られる前に、我が社に飾ってあった中尾龍童氏の「アイヌ達が阿寒湖のマリモを捧げる儀式を行っている様子を彫った」作品がとても気に入ったので購入したいというのである。

何とも嬉しい話である。我が社の木彫品は、半分私の趣味で集めたようなものばかりで、父が存命中は、「博物館じゃぁ〜あるまいし、こんなに高級品ばかり購入して来て売れるのか?」と言われていた作品の一つでもある。だが、それこそバブルの頃には、他のみやげ品店が我が社に購入しに来るほど、我が社には北海道中の良い木彫作家の作品が集まったものだったのだ。

この作品も、いまでは、来客すら少ない店のショーケースに寂しく埃をかぶっているような状態で置いてあるだったので、作品の質が分かるコレクターに買って頂いて、より多くの方々に鑑賞してもらった方が、作品自体にとっても嬉しいことだろう。

ただ、とても細かな作品で、しかも箱というものが無いから、箱や包装や配送等も一切無し、自身で直接お持ち帰り頂くのが条件でもある。

とりあえず道内の自宅までは車に積んで持ち帰れるだろうが、東京に持って変えるのは一苦労されることだろうと思う。

どうか大切に末永く愛でて頂きたい。