«前の日記(■2012-03-08-Thursday) 最新 次の日記(■2012-03-10-Saturday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-03-09-Friday 諸事雑感

沖縄からの帰りの途中

羽田空港で乗り換えがあるのだが、空港全体の照明をかなり落として節電しているように見受けられた。

飛行機と飛行機の乗り換えなので、ターミナルビルの売店の方には出られないから、そちらの照明も落としているのかは判らなかったが、乗り場の通路などはかなり暗かった。しかし、これくらいの照明でも何の不自由も感じない。むしろこれくらいで丁度良いと思う。今までが無用に明る過ぎたのだ。

外国に行ってみると日本の異常なまでの明るさが判るが、日本にだけ居ると、この明るさを普通に感じて、逆に外国は暗いなぁと感じてしまいかねない。それほど過剰なサービスに毒されているということだろう。

後2日で3.11から丁度1年が経つ。恐らく、明日と明後日は東日本大震災関係の番組でテレビなどは埋め尽くされることだろう。

しかし、このところ科学者と称する人間の何人かが、他の発電方法に対しての原発の優位性を喧伝していたが、科学者という奴等はまるで本質を理解していないと感じた。環境問題的にどうとか、エネルギー効率的にどうとか何て全く関係無い!

現代科学で核のゴミを処理できないのに、後世に先送りして、自分達の世代が贅沢することが問題なのだ。損か得かという観点でモノを捉えるのは間違いだと思う。しかもその損か得かの観点もオカシイ。

科学者は、その場のデータだけで考えて、地球全体を見ていない。まさしく視野狭窄の典型である。

このバカな科学者は、飛行機の安全性と自動車の安全性を比べて、9.11以降、アメリカでは自動車での移動が増えて交通事故死した人間が、飛行機事故で死んだ人間の何倍もいたというようなアホな比較をしていたが、原子力を火力にしたら石油代が掛かるし、CO2の排出量も増えて環境負荷が大きくなるというが、福島第一原発での損失が一体いくらになると思っているのか?

汚染された冷却水を入れたタンクの処理は?

除染した土の処分は?

廃炉にするために掛かる30年の歳月と経費は?

それに何より、原発事故で人生を狂わされてしまった福島の人達に対する保証はどう考えているのか?

フザケルナ!と言いたい気分だ。

そろそろ1年経ったから、もう良いだろうと、あの当時の情報などが小出しにされている。いかに隠ぺいしようとしていたかが判ろうというものだ。そして、政治家や企業家が誤まった方向に誘導しようと陰謀をめぐらせているようだ。嫌〜な感じがする。