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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-03-12-Monday 瓦礫処理

昨日のニュースで

野田首相が国民に向かって、東北の瓦礫を他の県でも受け入れて欲しいと要請する場面があったが・・・。

日本人の心情としては受け入れてあげるべきなのだろう、と一瞬思った。だが、ちょっと待てよ!

首相が国民に対して情緒的に訴え掛けてどうする!

まずは政府がやるべきことをやった上で、どうしても、どうにもならないなら、国民に対してお願いすることがあっても然りだと思うが、他の県に受け入れさせて国が何もやらないというのはオカシクないだろうか?

今回の震災で、津波の被害を受けた地域は、土地のかさ上げを計画しているところもあるはずだ。

まずは、瓦礫を被災地で処理できるような施設を国が金を出して建設して、その施設で処理した瓦礫を埋め立てに使うなどした方が良くはないのか?

昨日のニュースでも、津波の被害に遭った沿岸部では、仕事が無いということであったから、瓦礫処理と埋め立てで当座の仕事を創出してはどうだろうか?漁業と土木作業とでは仕事の質が違うと云う声が聞こえてきそうだが、どの道、沿岸部に漁業関係の施設を作るにしても、土地のかさ上げや堤防などを作った上でなければ出来ないだろうから、まずはそこに暮らす住民が、自分達の土地は自分達で安全策を講じて、更にそこから生活費も稼げば良いだろうと思うのだ。

他県にわざわトラック等で運んで処理するよりはよっぽど良い方法なのではなかろうか?

受け入れる側の住民にも反対している人が結構いるようだ。反対するのも同じ日本人としてはどうなのかなと思うところもあるが、ここは他県の行政まかせにするのではなく、国がリーダーシップを取って解決するべきだと思う。

私には、首相が国民の情緒に訴え掛けるという政治手法は、かえってアブナイ政治姿勢に感じるのだが・・・。