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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-03-19-Monday JC

18日の昼頃に

帯広青年会議所(JC)の後輩である現役会員(40歳以下)から携帯に「先輩!今日は帯広に居られますか?」という電話が入った。「今は自宅でくつろいでいるけど・・・」と言ったら「今晩お暇ですか?」と聞くので「暇じゃぁないけど時間は作れるよ」と答えた。すると「千歳青年会議所のメンバー数人が、まちづくりに関して北の屋台の設立のいきさつを勉強したいというのですが、先輩、話してくれませんか?」というので、後輩の頼みを無碍にも出来ないから引き受けることにしたのであったが、私の話を聞きたいとわざわざ来てくれる人達が居ることは嬉しいことである。

18:30に自宅に迎えに来て、帯広市内の飲食店で飲食しながら話を聞きたいという。北の屋台近くの新しくオープンした店に案内された。

千歳と帯広は昨年に開通した高速道路によって2時間程度で行き来できるようになったのである。

4人の千歳JCの現役メンバーが出迎えてくれた。まちづくりの参考に北の屋台の事例を勉強したいという。

私は北の屋台の話を始めたら止まらなくなってしまう。食べものはまったく口にしないで、焼酎の水割りだけを飲みながら、一気に90分近くしゃべり続けた。

一段落して、質問に答えながら軽く食事をしたが、私はお酒を飲んでしまうとあまり食べたくなくなる。いつもカラ酒を飲んでばかりいるからだろう。それでもお腹がカラッポで飲み続けるのも翌日に影響するなと考えておにぎりを食べて飲んだ。

千歳JCのメンバーも言っていたが「十勝環境ラボラトリー(TKL)」の活動は15年早過ぎたようだ。「安全で安心なエネルギーと食料の自給他足(自給自足をもじって、余ったら余所にも分けてあげるという意味)」という目標は正に現代にピッタリな目標である。

北の屋台から上がる年間5〜600万円の利益はまちづくりに還元したいという私の主張を退け、個人の生活費に当てるという方針を取ったから十勝環境ラボラトリーは解散し、北の屋台もまちづくり事業とは到底言えない様な不動産賃貸事業になってしまった。現在の北の屋台を運営している組合はまちづくりを止めてしまって、新しい事業には取り組んでいない。実に残念なことだ。

千歳JCの連中は、私の話を聞いた後に、北の屋台を体験していくというから、その辺りをジックリと観察して、まちづくりに必要な精神を考えてもらいたいものである。