(この文章は9日午前中に書いている)
お情けで特別招待を受けた石川遼は案の定予選落ちした。ゴルフは特にメンタル面が大切なスポーツだから、いかに平常心で臨むかなのに、力み過ぎなのは傍で見ていてもわかる。
一方のアマチュア松山英樹は予選を突破、2年連続ローアマも確実と思われるような3日目までのプレーであったが、最終日は信じられない様な崩れ方でローアマを逃してしまった。モッタイナイ。2年連続ローアマは、ジャック・ニクラウスとタイガー・ウッズの2人しか居ないから、それに日本人選手が並んだら、スゴイことになると期待していたのだが残念である。
2日目まで52歳のフレッド・カプルスが頑張っていたが、3日目に息切れしてしまった。このオーガスタと云うコースは天国と地獄が紙一重のコースである。わずか10㎝程度の落ちどころの差で結果がまるで異なって来るとても難しいコースだ。気を抜けないコースだから精神的にもかなり疲れるのであろう。距離的にはそれほど長いと云う訳でもないのに世界の名選手らがこれだけ苦労するのだからグリーンもかなり難しいのだろう。
最終日は優勝争いが混とんとして面白かった。最終組の一組前のバッバ・ワトソン(米)とL・ウェストへーゼン(南ア)はともに10アンダーで終了。ウェストへーゼンは最終日2番ロングホールでアルバトロスをやった。アルバトロスをやって優勝したら1935年のジーン・サラゼンの15番ホール以来だと云う。このアルバトロスで史上4人目、この2番のロングだけがアルバトロスがこれまで無かったから、これで全ロングホールでアルバトロスが達成されたと云うことになる。この2人のプレーオフを2ホール目でワトソンが制した。この2人が使用しているクラブが私と同じメーカーのPINEである。8アンダーで上位にいたL・ウェストウッド(英)も同じPINEであるから、共通項を見つけると自然と応援したくなる。今回のマスターズはPINEの良い宣伝になったろう。これでPINEの製品が売れるようになるだろう。
それにしてもB・ワトソンの飛距離はものすごい。ピンク色のドライバーで300ヤード以上を飛ばしてくる。ちなみに300ヤードを超える度にチャリティ募金がされるそうだ。
B・ワトソンはP・ミケルソンに次いで3人目のレフティ優勝者になった。そのP・ミケルソンは最終日前半に果敢に攻め過ぎてトリプルボギーを叩いてしまい。8アンダーに終わった。
私も是非、このコースでプレーがしてみたいものだ。