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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-04-21-Saturday スウェーデン6

13日17:30から始まったシンクロナイズド・スケーティング

のショート・プログラム(SP)は、一番滑走のイタリアチームは去年のヘルシンキ大会では日本よりも下位であったが、今回の得点は46.19とかなりな高得点である。

イタリアの後から滑った②番滑走のスイスは34.44(SP最終成績17位)、③ラトビア23.33(21位)、④ハンガリー25.02(20位)、⑤フランス37.27(14位)、⑥オーストラリア34.56(16位)、⑦チェコ37.27(15位)、⑧クロアチア30.49(18位)とここまで一番滑走のイタリアを超えるチームが出ていない中でチーム・ジャパンの登場である。ここは何としてもイタリアを超える成績を出してもらいたい。

前回ヘルシンキ大会から日本チームのメンバーはかなり入れ替わっていて世界選手権大会で滑るのは初めての選手も数人いる。日本の直前に滑ったクロアチアチームの成績が発表される直前には全員がリンクに出て待機していなければならないのに、かなり緊張したのだろうか、何故だか選手たちがリンクに出てこないのである。

シンクロナイズド・スケーティングではチーム名をコールされた後に1分間だけ会場にデモンストレーション滑走してアピールする時間が与えられている。この1分間を大きくタイムオーバーすると減点の対象にもなるらしい。日本チームはリンクに待機していなかったからこの制限時間を大きくオーバーしてスタートしてしまった。選手たちはここでもかなり焦ってしまったことだろう。最初につまずいてしまうと全体的に良い結果は残せないものだ。途中に選手の転倒もあって日本チームは−2点の減点をされてしまい得点は43.18であった。イタリアとは3.01点の差である。出だしで焦らず、転倒も無ければイタリアを抜いていただろうに惜しかった。50点以上の得点をしておきたかった。この時点で日本は第二位であるが、この後は強豪チームの登場だから段々と順位が下がっていく。⑩番滑走のベルギーは25.03点で日本よりも低かったから13位は確保したことになるが・・・。

この後の⑪番滑走のロシア1が65.07と云うスゴイ高得点を叩き出した。ロシアは国を挙げてシンクロナイズド・スケーティングの強化に乗り出しているらしい。恐らく将来のオリンピック競技になることを見越しての強化であろう。どうせならソチ冬季オリンピックから正式種目にすれば良いのに・・・。ソチ冬季オリンピックからフィギュア・スケートでは「国別対抗団体戦」なる種目が増えるそうだが、これはシングルの演技をもう一回見せるだけで、選手の負担が増えるだけだし、同じ演技を見る観客もつまらないだろうと思うのだが・・・。

⑫ドイツ51.47(10位)、⑬USA2 51.19(11位)、⑭スウェーデン2 57.65(8位)、⑮ロシア2 51.57(9位)、⑯カナダ2 58.51(7位)、⑰カナダ1 63.76(3位)、⑱スウェーデン1 64.63(2位)、⑲USA1 62.14(4位)、⑳フィンランド2 61.02(6位)、最後のフィンランド1 61.66(5位)と云う成績で遂に⑪番滑走のロシア1を抜くチームが現れなかった。昨年の優勝チームのフィンランド1、準優勝チームのフィンランド2は5位と6位と共に振るわなかった。しかし、得点は僅差である。フリー・スケーティング(FS)の方が得点は大きく動くので順位は大きく変わるだろう。

それにしてもさすが上位10チームのスケーティングは圧巻である。私は感動のあまり鳥肌が立ってしまったほどだ。3年前から世界選手権大会を観戦しているが、各国チームの技術も演出も格段に進歩している。特に上位5位のチームの演技は素晴らしいエンターティンメントである。こんなに感動するスポーツは他に見たことがない。なぜにこのシンクロナイズド・スケーティングがオリンピック種目にならないのか不思議でしょうがない。

日本チームのSPの順位は昨年よりも悪い13位であった、明日のFSで少しでも上位に食い込んでもらいたいが、抜けたとしてもイタリアまでだろう。イタリアを抜いて12位にはなってもらいたいものだ。

会場からまっすぐホテルに帰らずにO夫婦とIさんと私たち夫婦の5人で中華料理店に入って夕食を食べてから戻って寝た。(つづく)