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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-04-22-Sunday スウェーデン7

14日(土)はシンクロナイズド・スケーティング

世界選手権大会2012の最終日で、フリー・スケーティング(FS)が15:00から始まる。

私たち夫婦は他の応援団の人たちとは別行動で観光をすることにした。ホテルの部屋にあった観光案内雑誌には大きな水槽で大きなサメが泳いでいる写真が掲載されている。どうやら昨日行った海洋博物館とは別の水族館があるらしい。日本で「地球の歩き方A29北欧2011~2012年版」と云う本を購入して持っていったのだが、この本には水族館のことは載っていない。ちなみに私たちが宿泊したホテルのGothia Towersも出ていないからヨーテボリの情報が古いのだろうと思う。調べてみたら何とホテルの目の前に「Universeum」と云う施設があることが判った。どうやらここに水族館があるらしい。9:00からの開館であるから時間的にも丁度良い。小雨の降る中、晴れ男だから雨には降られないと傘も持たずに行って見たら子ども向けの科学館のような施設らしい。

一番のりをして、まずは斜行エレベータで最上階まで行ってそこから少しずつ下っていく。初めは川などの魚や蛙や蛇がガラスの水槽で飼育されている。もっと下がると大きな水槽が現れ海の魚が飼育されている施設に出た。ここが写真に出ていたサメが泳いでいた水槽である。その水族館部分を出ると、熱帯雨林の様な蒸し暑い施設に出た。熱帯の植物や鳥や蛙などが展示されている。やたらと蒸し暑いので早々にその場所から引き揚げた。次に通路を隔てた別棟の屋上階に行ってみたら、動く恐竜の模型や化石採集のアトラクションがある場所に出る。ここから私たちが宿泊しているホテルが真正面に見えるのだ。最終日まで気が付かなかったから私たち以外の応援団の人たちは知らないかもしれない。

恐竜展の入口で4〜5歳くらいの女の子と父親が立ち止まっている。女の子は恐竜を怖がって中に入れないようだ。スウェーデンの父親は子どもがその気になるまでジッと辛抱強く待っている。さしずめ日本なら「お金を払ったんだから、サッサと入りなさい」と怒って強引に子どもの手を引いて中に入れてしまう場面ではないかと思った。さすがにスウェーデンは子育ての仕方が違うなぁと感心した次第である。

次はトラムに乗ってルスカ美術工芸博物館に行く。ここも先日購入した共通入場券で見られるのだ。地図を見ながら博物館の角まで来たのに、そこが博物館だとは分からずに通りがかりの地元の人に聞いたら、ここがそうだよと教えてくれた。どうも入口がそれらしくないから私たちには分かり難い。展示物はインテリアデザインが主なもので4階には何故だか中国と日本美術の展示物もあった。

まだ時間があるからと、妻が一緒に来た日本人応援団の人が昨日行ったというお土産屋に行きたいと言う。場所は先日行った「東インド会社の市立博物館」の裏手だと言うので地理感を掴んだ私が連れて行ったのだが、どうも例によってそれらしきものが見当たらない。雨が段々と酷くなって来たので市立博物館に入って、そこの受付の人に尋ねてみたら、普通の民家みたいな建物だよと教えてくれたので、雨が降る中を走ってその場所に行ったが、小さな平屋の建物で、皮細工の店やら刺繍の店やらお菓子の店が軒を並べているだけであった。早々に引き揚げることにしたが、300mほど離れているショッピングセンターまで激しく雨が降る中を走って行ったので全身ビチャビチャになってしまった。洋服が乾くまで居ることにしてここで昼食を摂ることにした。2階に上がるとファストフードの店が何軒か並んでいるがどこも昼食時はバッフェスタイルのようである。「京都」と漢字で書いてあるのにアルファベットでは「Bejin」と表記してある。「Beijing」なら「北京」だしなぁと思うと何だかアヤシゲな店に思えてきて入る気にならなかった。仕方なくマクドナルドで済ませることにした。

ほぼヨーテボリの観光スポットは見終わったし、妻が今夜の打ち上げ会で私にマジックを披露しろと言う。私のマネジャーにでもなったつもりなのか、どうも最近はやたらと仕切りたがるのである。一昨年のコロラドスプリングス、去年のヘルシンキ共に同じトランプマジックを見せているから、また同じトランプマジックでは私のプライドが許さない。現在帯広で指導しているカップ&ボールを見せることにして、急遽、ホテルに戻って道具をあつらえることにした。ボールはニットのボールを日本から持参していたし、コップはホテルにあった2種類の大きさの異なる紙コップに手を加えてカップ&ボールに適した形に造り変えた。クライマックス用にはコンビニで玉子型のチョコレートを買ってバッグに入れて会場に向かったのである。(つづく)