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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-05-02-Wednesday 父の命日

今年5月2日は

父の没後20周年(平成4年没)である。

仏教の○○回忌には該当しないが、区切りとしては20年の方が何だかスッキリする。

父は昭和2(1927)年7月25日生まれであったから、誕生日前で満年齢では64歳で逝ったことになる。現代の長寿社会に於いては少々若過ぎた死であった。

父が身体の不調を訴えて入院したのは平成2(1990)年11月8日のことであった。入院した病院の医師から父の病状について説明したいとの連絡を受け、医療に関しては私よりも詳しいと思い、義弟で歯医者の杉田仁に同席してもらって聞いたのであった。

医者からは「末期の肝臓癌であり、しかも父の肝臓の血管が細くてカテーテルが入って行かずに手の施しようがない。余命は約半年ぐらいだ」との宣告を受けた。

ショックであった。しばらく呆然としていたが、気を取り直して、義弟と父や母に告げるべきか否かを相談した。

父や母には告げずに、東京に嫁いでいる姉と、弟にだけ告げようと決めた。残された人生を楽しく生きてもらう為には知らせない方が良いと判断したのである。しかし、今日に至るも、これが果たして正しい判断だったのか未だに疑問に感じているのだ。私なら告知してもらって自分の人生にキッチリと整理をつけてから死にたいと考えているのだが・・・。

父と私は良く話をした方だ。坂本家の歴史や帯広の歴史の話など、父は私に良く話して聞かせてくれたが、まさか64歳で死ぬとは父も思っていなかったのだろう、自分が死ぬ時の話はしたことがなかったのだった。

寿命も医者に宣告された半年は優に超えたし、前半は母と2人で旅行にも行ったから、まぁ良しとしてもらおう。

それにしてもだ。5月2日と云う命日は困りものだ。連休の真ん中で、長男としては、さすがに旅行に行く事も出来ない。これは父が、連休は遊んでないでしっかり仕事しろと言っているのかもしれないなぁ。

後、10年で私も父が亡くなった年齢になる。最近、父の体型に似てきたからそろそろ身体に気を付けなければならないのかもしれない。