渋谷の地下鉄副都心線の下りエスカーレータでの刺傷事件の犯人とおぼしき渡辺知宏(32)容疑者が23日に逮捕された。最近の事件としては随分と早い逮捕であったように思う。
事件後すぐに監視カメラの映像がメディアで公開されたから、犯人は早目に捕まるだろうとは思っていたが、それにしても早かったなぁ。
警察はすぐに犯人の足取りやアパートまで特定していたというから驚きだ。監視カメラというのは結構役に立つものなのだなぁと思う反面、プライバシーもへったくれもないもんだなぁとも思う。
こういう形で犯人がすぐに逮捕されることが続けば、犯罪の抑止力にはなるのかもしれないが・・・・。
四六時中監視されていて、しかも更には管理までされているようで、何だか嫌〜な感じがするのだ。
しかし、それにしても、犯人が刺した理由が「身体がぶつかって腹が立った」と云うのだから呆れてモノが言えない。
こんな理由で刺されたのでは命がいくつあっても足りないではないか。
こう云う切れやすい人間が危険なサバイバルナイフを持ち歩いていることも驚きだ。切れやすい性格ならば、こういう事件を誘発させない為にも、凶器になりそうなものは携帯するべきではないだろう。この犯人には、自分が事件を起こしてしまうかもしれないと云う自覚が欠如している。
「殺すつもりはなかった」と供述しているとの報道だが、刺した後に、救急車も呼ばずに逃走しているのだから、そのまま放置すれば死に至るかもしれないという考慮もしていない。32歳にもなっているのに精神が幼いガキのようである。これは問答無用で殺人未遂だろう。
この犯人がもしも精神を病んでいたとしても、これは大きな社会問題である。
こんな不条理な事件が起きたら、恐ろしくて都会には行けなくなってしまうという人間だって出てくるだろう。
日本は何ともオカシナ世の中になってしまったものだ。