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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-06-15-Friday 魔法の小箱

私のマジックの師匠である

故ジミー忍(引田忍・聖忍)師と奥様のマコママが副業で営業していた東京世田谷区船橋のスナック「魔法の小箱」。

ジミー師が1995年5月11日に亡くなった後はマコママ一人で営業を続けていたが、この7月一杯で閉めると云う電話が先日入った。

「このまま続けると借金になってしまうから、その前に閉めるの・・・」と云う。

「魔法の小箱」は以前は下北沢駅の近くにあった。ジミー師の自宅が代沢にあったからだが、船橋に越してからは1994年のFISM横浜大会の折に寄って以来毎年顔を出している店である。

特にここ7年くらいは駒澤大学の手品奇術研究会の同窓会が5月か6月に開かれる度に仲間等と顔を出すことが通例になっていた。

店に飾ってあった世界の有名マジシャンの額等の整理を徐々に始めると云う。「全部、坂もっちゃんの所に送るから・・・」と云う。嬉しい話だ。「マジック博物館を造って欲しい」と云うジミー師の遺言で、とりあえず図書館は造ったが、今度は先生の衣装や道具も送ってくれると云う。道具の一部は弟子の何人かが欲しいと云うのでバラバラになってしまうが、衣装は私が造る博物館に飾って欲しいとのこと。

また、高校の同級生でマジックを趣味にしていた父親がなくなった友人が今年の1月に私に父のマジックの道具を引き取って欲しいとの話もある。今月中には連絡が入ることになっている。

これではいよいよ本格的に博物館を造らなけらばならない。

私は多趣味である。これまでに切手・コイン・マリリンモンローグッズ・ディズニーグッズ・レコード・レーザーディスク・等など数々のコレクションをしてきたが、全て、ある程度集めてしまったら急激に飽きてしまった。

しかし、マジックだけは飽きることがない。単に集めるだけではなく練習をしたり、他人に指導したり、講演に生かしたり等と幅が広くて奥が深いからだろう。

もっと多くの人間にマジックの素晴らしさを伝えたいと思っている。まずは他人の前に家族に教える必要があるだろう。せっかくのコレクションが私の死後に散逸しないように・・・。