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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-07-18-Wednesday デタラメな政治

最近、政治について書いてませんね!

と云う私のこのブログの愛読者からメールを頂いたが・・・。

あまりにもバカバカし過ぎてとても書く気にもなれないのである。

何がバカバカしいって、一番腹立たしいのは、消費税増税法案が民主・自民・公明の3党が結託して衆院で可決された直後に、今後10年間で200兆円を新幹線などの公共事業につぎ込む「国土強靭化法案」を可決したことだ。

消費税は社会保障にしか使わないと国民には言っているのに、可決した直後に公共事業をいきなり増やすのはいかなる考えなのか?私は会社の経営者として理解に苦しむ。政治家ってアホなのか計数が出来ないのかどちらかであろう。いや計数なんてもんじゃぁなくて算数以下である。

200兆円を10年間で割ったら年20兆円である。消費税の10%への増税によって他の税収が減らないと仮定しても最大で13兆円の収入増だそうだから、小学生でも判る引き算だろう。しかも公共事業は社会保障ではないから、この公共事業費200兆円の出所は一体何なのだろうか?

以前にこのブログにも書いたが、田中角栄の列島改造論は人口が右肩上がりに増加していた時代の政策である。人口が右肩下がりに減少していくこれからの時代に、新幹線を延伸してどうするっちゅうねん!時代錯誤も甚だしい限りである。

これでは「国土強靭化法案」ならぬ「国民狂人化法案」ではないのか?

日本国の財政立て直しが急務であると言っておきながら、消費税増税法案を衆院で通過させる為に、野田首相は自民・公明と公共事業費をばら撒くことで妥協したのだろうが、これは大きな誤りだし、国民を愚弄する政策である。

橋下大阪市長殿が野田首相を決断と実行の政治家と褒めちぎっていたが、どうせ大阪都構想法案が通るまでのおべんちゃらにしか過ぎないだろう。

もはや日本の政治家にロクな奴はおらん。

悲しくやがて哀れな国なってしまうであろう。情けないことだ。