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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-07-21-Saturday バニーちゃんが遂に

バニーちゃんが遂に死んでしまった。

死んだのは20日の午後である。

ここ最近はお菓子もロースハムも、固形物を受け付けなくなり、口にするのはウィダーインゼリーとポカリスウェットだけになっていた。

前日の19日はそのウィダーインゼリーの食べる量すらも極端に少なくなったのだ。

横臥したままの状態で口唇を持ちあげて、歯の隙間にスプーンですくったゼリーを流し込むように入れてあげたら食べるのだが、3分の1くらい食べたら今度は舌で外に押し出してしまうようになったのだ。水分も補給しなければならないからポカリスウェットを紙コップに入れてゼリーと同じ様に歯の隙間から流し込むように入れてあげると、こちらはゴクゴクと飲んでくれる。水分だけでも取っていれば何とか生きながらえるかもと思っていたのだが・・・。

バニーちゃんの血統書を見たら1996年7月16日生まれと書いてある。サニー君は1996年5月20日生まれで、2009年5月20日に13歳で死んだから、誕生日と死んだ日が一緒ということになった。これは坂本龍馬と一緒である。バニーちゃんもサニー君と同じく誕生日に死ぬつもりなのかなと思っていたのだが、バニーは誕生日を4日過ぎて満16歳を迎えて死んだ。

人間で云うところの湯管のようにバニーの身体を清めてあげて、18時に、サニー君の葬式でお世話になった「ペットエンゼルおとふけ」の鈴木さんに電話したら、私のブログを読んでくれているそうで「バニーちゃん頑張りましたね。ずっと気になっていました。」とのこと、21日は朝から焼場に予約が入っているから夕方になるとのことなので、この暑さでは臭いも気になるから、今日は今からでも大丈夫でしょうか?と尋ねたら、焼場の方にもすぐに手配をしてくれて今から自宅に向かうと言ってくれた。とても献身的な方である。

最後のお別れでは妻も涙を流している。やはり16年間も一緒に暮らしたら家族の一員と同じなのだ。

バニーはサニーと違ってとても優秀な犬だった。我が家に飼われていなければ薬殺処分は確実だったであろうサニー君は我が家にもらわれて幸せだったろうが、バニーの場合は我が家に飼われるよりはフリスビーなどをやれせてくれる家にもらわれた方が良かったのかもしれない。

夫婦にしようと思って後からバニーを飼ったのだが、結局、格の違いなのかバニーはサニーを夫とは認めなかった。最後まで召使いと女王様というような関係であったのだった。

サニー君が3年前に死んでからは、子ども達も全員大学に進学して、我が家には居なくなってしまったから寂しかったのではなかろうかと思う。

1年半ほど前には、後ろ足が不自由になって散歩にも行けなくなり、ずっと家の中での生活になってしまい、足の肉球の間の毛も爪も随分と伸びてしまった。

安楽死と云う選択肢は我が家には無かった。生命は生まれて来る時と、死ぬ時は苦しいものだ。その苦しさを実感するから自分が死んだと云うことが判るのだ。天寿ではなく他人の手で殺されてしまったら死んだことが判らなくなってしまうと思うのだ。

3月頃から、もう長くはないなと思っていたのだが、それから4ヶ月間も頑張ったのだからよっぽど心臓が丈夫だったのだろう。サニーは同じ様な症状になってから1ヶ月ももたなかったのに・・・。やはり人間と同じでオスよりもメスの方が長生きするようである。

「バニーちゃん、サニー君が天国で待っているよ!」と言ったならば、サニー君は「こっちで嫁さんをもらったからバニーは来なくて良いよ」と言いたそうな感じである。

昨晩は我慢強いバニーには珍しく夜中に何度かヒーヒーと泣いた。その度に妻が起きてバニーの身体をさすってやりに行く。すると安心してまた眠る。犬も自分の死期が判るのだろう。朝は鼻で息が出来ずに、口で息をしていたから、明日辺りかなと思っていたが残念ながら20日に死んでしまった。バニーよ安らかに眠れ。