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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-07-31-Tuesday オリンピック

男子体操の団体競技を見た。

日本最後の種目あん馬で中国を逆転出来るか?とアナウンサーが興奮して言っていたが、中学生の時に体操部に所属していて体操競技には詳しい私から見たら、あん馬は高得点が望めず、しかも日本人が不得手な種目であるから逆転はまず不可能だな、何とか落下せずに銀メダルを獲得して欲しいと思って見ていたのだが・・・。

跳馬で足を痛めた山室光史に替って急遽、田中和仁(兄)が一番に出たが彼は予選でも落下しているから心配していたが、案の定落下してしまった。2番手の加藤凌平が検討して希望をつなぎ、最後はエース内村航平である。しかし、彼は田中兄が失敗した後はどうも失敗が続く。恐らく田中の分を取り戻そうとして必要以上に力が入ってしまうのだろう。フィニッシュの直前まではほぼ完ぺきな演技であったが、何と最後の最後にミスをしてあわや転ぶというとこまでいったが何とか転倒は免れた。1位の中国はダントツだからまったく問題ないが、2〜4位は接戦である。この得点に拠ってメダルの色が決まるのだ。

最初の得点では日本は4位でメダルを逃したかに見えた。コーチ陣がすかさずクレームを付けて、20分間の協議の末に、日本が2位銀メダルを獲得することになったのだが、何だかスッキリしない。

一昨日の柔道66キロ級での海老沼の銅メダルも準々決勝で韓国選手に挙がった旗3本が、ジュリーとかいう陪審員のクレームでひっくり返って逆に海老沼に3本上がると云うどうにもスッキリしない勝ち方があったばかりだからだ。

微妙な判定になるなって抗議をしたら判定が覆るというのは、たとえ自国の選手が勝ったとしてもなんとなくスッキリしないのだ。

果たして、審判のレベルが低いのか、審判に重きを置いていないのか、ビデオ判定というのも必要だろうが、ビデオ判定の必要が無いくらいに審判の技量を上げなければ、ビデオがあるから良いやと審判をないがしろしては競技自体が成り立たなくなってしまう。

まぁ、それにしても男子体操の競技は、まるでサーカスみたいだ。良くあんなにクルクル、クネクネと回ったり捻ったり出来るものだ。今はウルトラGまであるのだそうだから・・・。

東京オリンピックの跳馬では山下跳びがウルトラCであった。だが、私が中学生の時には山下跳びは既に必修種目であった。月面宙返りなんて云う技も良くあんなことが出来るなぁと感心していたら、今は床でさえ月面宙返りをする時代になった。競技があまりにも難しくなっているから、怪我も絶えないことだろう。

内村選手は、団体競技の責任感から解放されて、個人競技では金を沢山とってもらいたいものだ。頑張れ!ニッポン。