«前の日記(■2012-09-06-Thursday) 最新 次の日記(■2012-09-08-Saturday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-09-07-Friday おおかみこどもの

映画「おおかみこどもの雨と雪」を見て来た。

「時をかける少女」や「サマーウォーズ」の細田守監督のアニメーション作品である。

私はほとんど映画館ではアニメーションは見ない。ディズニーものやジブリものは見たが、最近はテレビで見るだけから、この2つの作品も見ていないが、帰省中の息子が東京で見て「良かった」と云うので見に行ったのだ。

一言で云うと「実に深〜い内容の作品」であった。

例によってまだ見ていない人の為にストーリーなどの詳細は書かないが、親と子供の関係では男親と女親の差が表現されているし、女親と女の子の関係、女親と男の子関係がこれまた実に深〜いのだ。

この映画には、差別、コンプレックス、イジメ、子育て、登校拒否、人のコミュニケーション、何百万人もの人が暮らす都会での孤独と数人しか居ない田舎での人間関係など多くのことが詰まっている。

実写ものよりもアニメーションものの方が表現し易いのかもしれない。

特に子育てに関しては考えさせられる。子育てに男親は直接必要ないと云う感じであるが、実は間接的に男親も影響を与えていると云うメッセージがあるように感じた。

子どもの成長過程では、女の子の成長と、男の子の成長を上手く表現している。親離れ、子離れが出来ない現代社会の在り様に警鐘を鳴らしているのかもしれない。

子どものためのアニメーションと云うよりは大人が見るためのアニメーションであろう。

一見の価値ありのアニメーションである。