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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-09-10-Monday 政治家

自民党の谷垣総裁が

総裁選への出馬を断念すると云う会見を行った。

表向きの理由は「執行部が割れて出馬するのは良くない」と云うことだが、涙目で会見していたところをみたら未練たらたらで無念の表情であった。しかも、執行部が割れてはいけないと言いながら、そのまま石原幹事長を推す訳ではなさそうだから、これで石原も益々「明智光秀」と云うイメージが定着してくるし、古賀や森などの派閥の長老の支持を受けての立候補ならば自民党の若手の票は入らないだろうから勝利は無理だろう。これでこの2人は共に男を下げた。実に下手くそな顛末である。

谷垣もどこまでも人の良いだけの男で、この性格は政治家には向いていないのかもしれない。それにしても致命的だったのは問責決議の賛成である。政治家は道理に合わないことをしたら支持は広がらないのだ。自らが自らを否定するような行動をしたのだから、これでは国民の支持は受けられない。そんな総裁を頂いて選挙に臨もうなんていう議員が居る訳ないから谷垣の再選はないなと思っていたが案の定そうなった。

今日、石破が立候補を表明したし、安倍も立候補するような気配である。民主党は4人の候補者が出そろったが、このメンツでは野田の再選がほぼ決まったろうから国民の関心は自民党の争いの方に向くだろうから、いよいよ民主党は選挙を避けたいだろう。

昨日の夜の21時からNHKスペシャルで「追跡!復興予算19兆円はどう使われたのか?」を見たが、最近のNHKスペシャルはなかなか良い取材をしていると感じた。しかし、それにしても見ていて段々腹が立ってきた。この国の政治家も官僚も自分たちのことしか考えていない。

復興予算が沖縄など他県で使われていて、肝心の被災地の商店街再生は予算が足りない事態になっていると云うから、何と云う本末転倒であろうか。一体何の為の復興予算なのか。被災地での予算の使われ方にも自治体によって随分と差があった。かなりいい加減なことをやっている自治体もある。このレポートを見ていて東北地方は見捨てられているのではないかと感じた。どこかがオカシイ、狂っているとしか思えない。