全く興味がないから、ほとんどテレビでも試合は見ない。夜のニュースで勝敗を知る程度の興味でしかないが・・・。
それでも、北海道のチームである日本ハム・ファイターズの勝敗だけは気になる。
今日は日本ハムの試合は無かったが、2位の西武がロッテに敗れた為にマジック1だったから優勝が決定した。
今年は、前年18勝6敗、防御率1.44と云うダントツの成績を収めたダルビッシュがアメリカ大リーグに移籍して抜けたから15勝分は確実に勝利数が減ると思っていた。監督になった栗山英樹も、初めての監督だから実力は未知数だったし、ダルビッシュの移籍でかなりな高額の金をせしめた筈の球団は大型の補強もしなかったから、日本ハムは苦戦するだろうなぁと考えていたのだ。
それが、シーズンを通してずっと上位に居続けたのは、素晴らしいの一言である。
何よりスゴイのは、去年までまったくと言っていいほど活躍していなかった吉川光夫投手が昨日までに14勝5敗防御率1.71とダルビッシュの抜けた穴を完璧に埋めたことであろう。
この金を掛けずに生え抜きの新人を育てて優勝した日本ハムのやり方を、セ・リーグのDeNAも見習った方が良いだろう。
一方、金にあかして他チームの主戦力だった選手を獲得して優勝した巨人とは対照的手法である。
セ・リーグは巨人が最初こそもたついたが、選手層の厚さから、後半は独走して現在2位の中日に9ゲームもの差をつけている。
巨人が独走して喜んでいるのは、ナベツネ氏くらいだろうが、こうも大きく差が付いてしまったら、ファンは興味が半減するだろう。これが野球ファンを減らしていることに気がつかない巨人はバカである。
この後、これまた訳のわからないクライマックス・シリーズとかが始まるが、せっかく1年間掛けてペナントレースで優勝したのに、短期決戦で日本シリーズに出場できなくなったら、ペナントレースに何の意味があるというのだろうか?
もしも、私がセ・リーグの監督だったら、長期戦は選手層が厚い巨人が有利に決まっているから、巨人にゲーム差を離された時点で諦めて、ペナントレースでは巨人を独走させるにいいだけ独走させておき、自チームは2位狙いで行って、CSの短期決戦に全てを投入する戦法を取るだろう。
でも、そんな戦法が、はたして野球ファンの為になるのだろうか?
回り回って、巨人はプロ野球からファンを減らすことをやっているようにしか見えない。
野球が好きではなさそうなナベツネなんぞに牛耳らせるからこういうバカげた方向に行くのだ。
今年の日本ハムの優勝を気に、日本のプロ野球も方向性を変えた方が良いと思う。