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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-11-04-Sunday のぼうの城

映画「のぼうの城」を3日土曜日に観てきた。

例に依って夫婦50歳割引き料金で夫婦二人で2000円という格安料金で観る事が出来た。

この制度のおかげで、映画を観る機会が増えた。月に2〜4本の映画を観ていることになる。特に邦画を観る機会が増えた。以前はほとんど洋画専門だったのに・・・。

この「のぼうの城」は史実に基づく映画である。羽柴秀吉が関東の雄、北条家を討つ為に、関東に押し寄せるが、この時現在の埼玉県行田市にあった成田家の「忍城」を、配下の石田三成に攻めさせる。

石田三成軍2万人に対して、忍城の成田長親軍5百人。普通の常識なら圧倒的な差であるから石田軍が簡単に勝つはずだが・・・。

成田長親が負けなかったというお話である。私が学生だった頃は歴史、特に日本史が大好きでこの手の戦の逸話はかなり知っていた。その時にはこの「忍城」の逸話は、天下分け目の関ヶ原の合戦で負けた石田三成の戦下手を、勝った徳川方が江戸時代に誇張して言い伝えたものだとず〜っと思っていた。どうやら違う見方もあったようである。後で原作を読んでみることにしよう。

この映画の主役「(でく)のぼう」の成田長親役は、狂言師の野村萬斎が演じたが、これが一人だけ周りの役者からはかなり浮いていたように感じた。さすが狂言師だけあって和服の所作が彼だけキビキビしていて、まるで「(でく)のぼう」という感じがしないのである。

佐藤浩市はまぁまぁの存在感だったが、他の役者は、甲斐姫役の榮倉奈々は大根丸出しであるし、グッさんこと山口智充は目をむいているだけの学芸会程度の演技だったからだ。

もう少し、役者に時代劇の素養を身に着けるさせる必要があるのじゃぁないだろうか?単にかつらを着けて和服を着たら時代劇になるってわけじゃぁないだろうと思う。