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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-11-14-Wednesday 論理破綻

最近の政治家の言うことは

嘘と論理破綻していることばかりだ。

野田首相が、12日に国会で自民党の石破幹事長の「社会保障・税一体改革関連法案成立に政治生命をかけると言ったが、その意味は?云々」という質問に対して「議員辞職するつもりだった」と答えたが・・・。

議員辞職することが政治生命なのだろうか?・・・。

どうもこのご仁は後付けで恰好の良い事を言う癖があるようだ(議員辞職が格好の良いことかどうかは別にして)。

そう云うつもりだったら「この法案を通してくれたら、私は議員を辞めるから何とか私の首と引き替えに法案を通して欲しい」と自分の首を差し出して成立させれば良かったのだ。

昔の殿様が落城する際には自分の首と引き替えに最低限の要求(部下の命など)をのんでもらうと云うのが日本の習わしだろう。私はそれが良いとは云わないが、それもしないで、後からそう云うつもりだったと云うのは卑怯であると感じた。後からならどうとでもいえるからだ。

第一、相手の谷垣総裁の首だけ取っておいて自分はそのままと云うのは日本人の心情には合わない行為だろう。

その野田首相がどうやら「近いうち」を実行しそうな気配になってきたようだが・・・。

内輪の民主党の代議士が「ウン」と云うはずがない。選挙になれば惨敗することが目に見えているからだ。せっかく政権交代の波に乗って、本来なら成れるはずのない代議士先生に、しかも与党の先生になれたのに、任期を10ヶ月以上も残して解散なぞさせるものか!(次がないのだから)と云うことになるのは必然だろう。

そこに持ってきて時期が年末年始である。メディアや自民党・公明党などは解散、解散と煽っているが、まだ選挙準備が出来ていない新党の人達はもう少し先延ばししたいのが本音なのではないだろうか?

こりゃ〜年内解散は難しいのではないか?

意外としたたかな野田首相は「私は谷垣総裁との近いうちと云う約束を守りたいのだが、身内の民主党の反対で出来ない。私が首相の専権事項である解散権を強権発動しようとしたら、代表を降ろされて出来なくなってしまう可能性がある。そうなったらまた政治空白が生じるから、私としては解散したいが、諸般の事情で出来ない」というようになることを見越しているのかもしれない。

野田首相が今国会の所信表明演説で「未来世代への責任云々」を盛んに言っていたが、これもオカシイだろう。国家の借金はしょせん「金」であるから経済が何とかなれば良くなる可能性だってある(ないかもしれないが・・・)。しかし、原発の核のゴミはどうすることも出来ない。放射能の影響が無くなるまでには10万年も掛かるというではないか?それこそ、現代科学でもどうすることも出来ずにただ増えていく核のゴミを、やれ日本の経済が・・・、と言ったところで意味なんかない。未来世代への責任というならまず第一に原発の問題を取り上げるべきだろうに。

この野田佳彦と云う男はかなりアブナイ男だ。こんな無恰好な身体や顔をしているが自分に酔っているナルシストなんじゃぁないのだろうか?

まぁ、政治家の論理はわれわれ一般人からすると、どう云う論理で動いているのかサッパリ見当もつかないが、論理は破綻しているぞ!