なかなか便利な場所にある。
中華街と思案橋と出島の3点の中間にあり、それぞれ徒歩2分程度なのだ。サウナ付き大浴場があるので、ゆったり足を伸ばして入浴出来るから旅の疲れもとり易い。夜食に「夜泣きソバ」の無料サービスもあるし、朝食付きで宿泊代は6400円である。
妻がここを見つけてきた。4泊ともドーミーインにしてここを拠点に観光をするのだと云う。
私は、一泊はハウステンボスのホテルに泊まりたかったのだが・・・、恐いから妻の言うことには従わなければならない。
その妻が、私に旅程表を作れと云うから、長崎県のいろいろな観光地を網羅して組み立てた。2日目にハウステンボス、3日目に軍艦島と長崎市内観光、3日目に島原・雲仙、4日目の午前中に長崎市内観光して帯広に戻る旅程を組んだら、平戸にも行きたいと言い出した。
長崎市内のホテルを拠点にして、ハウステンボスから行ったり戻ったりしてまた平戸に行くなんて時間のロスも甚だしいから無理だと言ったら・・・。女は地図も距離感も理解しないで勝手なわがままをノタマウから困りものだ。
何とか説得して最初に立てた旅程で収めることになってホッとしたが・・・。
今回の旅行は、いろいろな交通機関を使うことにした。
2日目の23日はハウステンボスである。直通高速バスと云う手が一番楽だが、あえて列車でいくことにした。長崎駅08:54発のシーサイドライナーという快速電車で行けば、ハウステンボス駅到着が10:22。
ハウステンボスは今日から冬のイルミネーション飾りの初日であるから結構な数の入場者だ。
1日得々切符を買うと一人5700円である。ほとんどのアトラクションが楽しめるというからこれを購入した。
入場したら雨がパラついてきたが、私は晴れ男を自認している。旅先で雨が降っても傘を必要とするような大雨には当たらないと確信しているのである。案の定、最初の室内アトラクションを見ている最中に雨が上がって、以後はハウステンボス(HTB)に居る間はもちろん、長崎市に戻るまで雨は降らなかったのである。
HTBのアトラクションはなんだかとても中途半端な気がした。施設もアトラクションも結構なお金を掛けて作って(造って)いるのに、ディズニーランドと比較してはいけないのだろうが、なんだかやぼったくて洗練されていないのである。まぁそれでもそこそこ楽しめたけどね。19:10発の電車で戻る計画を立てたが、イルミネーションの点灯式など、この日から始まるアトラクションが18時過ぎからなのである。
実際の建物に映像を数台のプロジェクターで投影して、その建物が壊れたり、窓がゆがんだり、飛び出したりという「3Dプロジェクションマッピング」という面白いイリュージョンものがあった。
以前にヨーロッパでこういうアトラクションが流行っているというのでその映像を見せてもらったことがあったが、それと同じ手法である。
これは是非とも見ておきたいと思ったのだが18:20から7分間のアトラクションなのである。19:10発の電車に乗るにはやたらと広いHTBの中を小走りで移動しなければならなかったが見て良かった。これが一番面白かったアトラクションであった。
帰りはおなじJRのシーサイドライナーで19:10ハウステンボス駅を出発、HTBにはおよそ9時間の滞在であった。20:43に長崎駅に到着、路面電車でホテルの前に戻り、夜泣きソバを食べ、お風呂に入って就寝した。