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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-01-24-Thursday 新聞から2

23日の朝刊にも

腑に落ちないことが多く載っていた。

まずは埼玉県で、今年度で定年退職する公立学校の教員110人が、年度末の3月末を待たずに1月末で退職希望をしているという記事である。

なんでこんな事態になったのかと云うと、官民の給与格差是正を目指す改正国家公務員退職手当法が昨年11月に成立し、総務省は各自治体に速やかに対応するように要請していたからだという。

埼玉県では手当の削減を4月1日にすると県費が約39億円も余計に掛かることから2月の実施を決めたという。

それなら、引き下げられる前に辞めてしまえということで110人も1月末での退職を希望したというのだ。しかもこの中には30人もの学級担任の教員が含まれているというから驚きだ。

そもそもは、こんな中途半端な時期に導入する埼玉県が一番悪いのだが、終業までの2ヶ月を残して学級担任が辞めるというのは、如何なものだろうか?

担任としての責任を果たさずに、金の為だけで生徒を見捨てるというのは教員にあるまじき卑しさではなかろうか?

恐らくは、この時期なら、まさか学級を放り出して辞めたりする教員などは極少数だろう、それなら3月末で実施するよりも1月末で実施した方が39億円得するとでも考えたのであろうが、両者ともに生徒のことなど全くお構いなしのやり方に憤りを感じる。

優先順位の第一位が「金」というのは情けない限りだ。

和牛オーナー制度で多額の出資金を集めながら2011年に経営破たんした安愚楽牧場の出資被害者ら(被害額4000億円)が、2月中にも民主党の海江田万里代表を相手取り、約1億6000万円の損害賠償を求めて、東京地裁に提訴するという。海江田代表の記事や書籍をきっかけに安愚楽牧場に出資したとする94人が民事調停を申し立て、これまでの3回の調停はいずれも不調となっていたそうだ。

海江田代表は経済評論家時代に自らの著作などで同牧場への出資を推奨していたそうだが「二十数年前のこと。私自身もそういう自分のお金を出していたわけですが、時期が来て、それは終わったというだけのことです」と賠償責任がないことを強調している。

弁護側によると「海江田さんの著作のなかには、申し込みのための電話番号まで書かれているものもある。『番号がなければ(安愚楽側に)電話しなかった』という被害者もいる。かつて海江田氏は自らの著作物などで、安愚楽牧場の和牛オーナー制度を紹介し「元金確実で、しかも年13・3%と考えれば、他の金融商品はまっ青!」などと記述しており、牧場側のパーティーにも参加していたというが・・・。

これもオカシナ話だろう。20数年前の著作物の事で損害賠償を請求されたのでは何も論評などできなくなるだろうに・・・。

経済は常に動いているものだし、投資というものは誰が推奨したからとか言っても所詮は自己責任で行うべきものである。儲けてやろうとスケベ根性を出して投資し損したら賠償請求だってさ。この被害者連中には恥というものが無いのだろうかね〜。

被害者には、逆に、もしも儲かった場合に海江田に謝金を払うつもりがあったのかね?と聞きたいね。ここでも金、金、金。嫌〜な世の中である。

23日の道新の朝刊「my hometownわたしの十勝 それから」と云うコーナーにアンコールワット研究の第一人者 上智大学前学長の石澤良昭さんが載った。文中で支援してくれた人の中の一人に私の名前を挙げて下さったので感激した。前日の22日に石澤先生から速達で私の名前を出しましたとの連絡を受けた、私の肩書が「十勝環境ラボラトリー代表(正しくは専務」と間違っていたが、訂正は間に合わないのでそのままにしたのであった。

「代表」と「専務」と肩書は間違ってはいても、十勝環境ラボラトリーを誠心誠意運営してきたからこそ勘違いされたのであろうと思う。こう云う素晴らしい方々との知己を得ることができたことは私の人生の宝である。本当に有難いことだ。

新聞もこういう微笑ましい良いことをもっと多く載せてもらいたいものである。