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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-01-29-Tuesday 誕生日

今日は私の55回目の誕生日である。

55歳ともなると、もう誕生日なんぞ嬉しくもなんともないが・・・。

その誕生日に札幌で重要な用事が出来て出掛けた。

新聞などでも何度か報道されたが、私が1995年に帯広青年会議所の「国際環境大学構想プロジェクト」の担当副理事長として団長を務めた、アメリカ、コロラド州ボルダー市視察団で大変お世話になったボルダー市在住の秋間浩・美江子夫妻の美江子さんが、日本軍が太平洋戦争の真珠湾攻撃をした1941年12月8日にスパイ容疑で逮捕された、いわゆる「宮澤・レーンスパイ冤罪事件」で逮捕された宮澤弘幸さんの妹さんだと知ったのが3年ほど前のことであった。

この事件に関しては何度かこのブログにも書いたのでここでは割愛するが詳しく知りたい方は是非以前に書いた私のブログを読んで欲しい。

秋間美江子さんはボランティア精神の塊みたいな方で、来る者は拒まずという方だからお世話になった人はおそらく世界中に何千人といることであろうと思う。

その秋間美江子さんの家族が70年以上も苦しんできたこの事件は未だに解決がされていない。

秋間さんももう85歳。何度も癌の手術を受けた身でもある。

この秋間さんの家族が受けてきたスパイの家族という汚名や屈辱を、秋間さんが存命の内に晴らしてあげたいと思うのが世話になった人間としての率直な感情である。

思想や信条とは別次元の事態なのである。

その「スパイ冤罪事件 宮澤・レーン事件の真相を知ってほしい」という集会を29日に札幌で開催するという連絡をもらった。

ここは何としても参加しなければならない。

当初は28日に予定されていたが、私は28日・30日は既に予定が入っていたので29日なら行けると予定を変更してもらったのであった。

この会の中心になって活動している方々は、北大の良心(大学自治として学生を守れなかったことに対する)とも云うべき北大関係者、秋間夫妻に世話になった人を核とする方々などが合流して、この事件の真相を広く世間に広めたいと考えているのである。

秋間夫妻に世話になった人の中に、今会の代表を務める元毎日新聞本社印刷部長をされていた山野井孝有さんがいる。山野井さんの長男で登山家の泰史さんがボルダーで怪我をした時に秋間美江子さんの世話になったという縁である。この山野井さんの元同僚の毎日新聞OBの方々が、これまたエネルギッシュな活躍をしているのだ。ほんの数カ月の間に100頁を超えるパンフレットを作成してしまったのだから驚く。

皆さん、現役を引退されてから十数年は経とうかと云う方々だが、新たにこの活動に生き甲斐を見つけられたようにも感じるほどである。

一番若い私がグイグイと引っ張られているのだからそのエネルギーの高さは相当なものである。

昭和22年2月22日2時の2並びの覚え易い日が、宮澤弘幸さんの命日である。弘幸さんが眠っている新宿の常円寺で2月22日に集会を開く予定でいる。この命日をきっかけにして真相を広めたい。