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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-02-03-Sunday 地震

2日の土曜日は最低の日であった。

朝から気温が上がったせいで、帯広もこの時期には珍しくプラスの温度になった。

そのせいで、自宅の屋根の雪が簾が漏りして1階のリビングがビチャビチャになっている。

屋根の上には厚さが15〜6㎝はあろうかという氷が乗っかっているから、これを割って下に落とさないと簾が漏りは収まらない。

ツルハシとスコップを持って屋根の上に登って氷を割り出したが、これが大変な作業なのである。

屋根に穴を開けたら大変なことになるから、ツルハシの使用は慎重にしなければならないし、割った氷と一緒に下に落ちたら大怪我をしてしまうから足元にも注意が必要だ。どちらかと言うと高所恐怖症気味である私は屋根の先っぽに行って氷を割る作業はかなりな恐怖を伴うのだ。

慎重に、しかも緊張しながら簾が漏りしている箇所の氷だけは撤去したが、途中で足を滑らせてあわや落下寸前までいった。心臓がドキドキして止まらないし、作業で全身が汗だらけ、そこに冷や汗まで加わって家の中に戻ったら倒れ込んでしばらく動く事が出来ないほどであった。

緊張しながらの作業であったから、余計な所の筋肉を使ったのだろう。身体中がカチカチになっている。

今晩は温泉に入ってマッサージを受けてからユックリ寝ることにした。水光園の温泉にタップリ入り、マッサージも70分間やってもらって、身体をほぐし、帰宅してからお酒を飲みながらブログを書いていたら、11時16分頃に突然下から突き上げるような衝撃、その後揺れが段々と大きくなっていく。いつもよりも揺れている時間も長い。

テレビの速報を見たら、震源地は十勝の内陸部、直下型の地震で、震度は帯広が5弱である。

すぐに自宅の中を点検、隣の母の家や妻の実家にも連絡を入れて被害状況を確認したが、そう大きな被害はなかった。

問題は会社である。我が社は7階建てのビルであるから6階の事務所などは揺れが増幅されるのでいつも被害が大きくなってしまうからだ。

お酒を飲んでしまったので車で行く訳にはいかないから、管理課長の携帯に電話してみたら「今、会社に向かっている」とのこと報告を待ってから動くことにしたら・・・・。

6階の事務所は書類が散乱して足の踏み場もない状態で、しかも6階の大きなガラスが割れて、メインストリートの路上に落下して散乱していると言う。これは大変だということで、作業着に着替えてタクシーで会社に直行したのであった。

エレベータは当然ながら停止している。6階まで階段を駆け上って行くと・・・。

6階の「マジック図書館」はガラスが割れて本が散乱している。事務所は以前の地震の際に取り着けた移動防止の止金も外れて机やらコピー機やらが大きく移動している。本棚は倒れて書類が散乱している。なにより厄介なのは、大きなはめ殺しの窓ガラスが割れて路上に落下散乱していることだ。厚さが1㎝ほどの強化ガラスだから頭に当たって通行人に怪我でもさせたら大変なことになる。

すぐに重たい金属製のポールを2本と虎ロープを担いで階段で下りて割れた窓の下を歩かないようにロープで結界を作る。割れたガラスを掃除してから、今度は割れた窓を塞ぐ作業である。6階だからかなりの強風が入ってくる。このまま割れっ放しにしておいたら明日の朝には事務所が凍ってしまうだろう。何せ幅120㎝、高さ230㎝もある強化ガラスが割れたのである。

管理課長と二人でコンパネを切断し骨組みを作って何とかかんとか応急処置で塞いだのだが時計の針はすでに夜中の2:30を指している。

4階の店でも、大きな装飾時計や石膏製の彫刻品や陶器類などが倒れて壊れている。

とりあえず火が出ていないことだけを確認して帰宅することにした。

外では酔っ払いが歩き回っているが、地震があったことも知らないという奴が居たのには驚いた。

確かに、1階と6階では揺れの具合はかなり違うのだが・・・。

3時に帰宅して、疲れたのですぐに就寝した。