震度5クラスの地震は10年に一度くらいは帯広を襲ってくる。
日曜日だが9時に出社するように社員に連絡した。
6階の事務所やマジック図書館や4階の店舗の散乱や壊れたものの破片を見ていたら茫然としてしまう。
後片付けも一体何から手を付けたら良いのやら眺めているだけで手が動かない。
身体中の筋肉が悲鳴を上げている。昨日の屋根の氷割りで痛めた筋肉も温泉とマッサージでいくらか回復したと思っていたのに・・・。
その後の地震の復旧作業で、6階の事務所と1階の路上の間を重たい荷物を持って何度も何度も階段で往復したものだから、太ももが痛いし、背中は重たいものを持ったり、動かしたりしたので背中の筋肉も痛い。立っていると股関節や膝がガクガクしてくる。
寝不足も祟っているのだろう。
東日本大震災の被害に較べたら屁でもない程度の軽微な被害なのだが、それでも高価な芸術品が多数壊れたのはショックであった。形あるものはいつかは壊れるのが世の習いなのではあるが・・・。
まぁ、被害がこんな程度で収まったと喜ぶべきなのかもしれない。ガラスの落下などで他人に怪我をさせなかったのが一番の幸いである。
結構な厚みのあるガラスだから頭を直撃でもしていたらと考えるとゾ〜ッとする。
6階のロビーにあった清涼飲料水の自動販売機が2mほどズレていた。大人の男3人で元に戻そうとしたがビクともしない。こんな重たいものが2mも動いてしまうのだから地震のエネルギーというのはすごいものだ。
私の机の上にあった書類や本棚に入っていた本などが散乱しているが、腰が痛くてしゃがめないから、とりあえず段ボール箱に入れておいてもらうことにした。後日、ゆっくり整理することにしようと思うのだが・・・。
これがなかなか難しい。
どこに何があるかさえ、もう分からないだろうから、こうなったらエイヤ〜と全部捨ててしまおうかしら。
日本に暮らしていたら地震とは縁が切れないのだろうから、諦めの気持ちというものが必要なのかもしれない。
今回の被害に関しては保険は免責で利かないという。一体何の為の保険なのだろうか?
被害額が一体どれくらいの金額になるのだろうか?嫌になってしまう。