帯広市商店街振興組合の新年交礼会がガーデンズホテルで開催された。
節分が過ぎてなお新年交礼会というのもオカシナ話だが、1月は単会の新年会が続くからやむを得ないのであろう。
事務局から余興でマジックをやって欲しいと頼まれた。
マジックに言い訳は通用しないのだが・・・。
マジックの道具を置いてある部屋が地震でグチャグチャになったままである。そこから道具をかき分けて引っ張り出したのであるが・・・。
地震の後片付けで腕の筋肉が痛い。特に左腕の筋肉がパンパンになっている。普段、箸より重たいものを持ったことがないおボッチャマ育ちだから筋肉通になってしまった。
マジック、特に私が演じるものは、スライハンドマジックという分野の技術を使って演じるものが主であるから、腕の筋肉通は致命傷である。
地震の後片付けの作業もあって、マジックの練習をする暇がなく、ぶっつけ本番でやってしまった。
やっぱり、ぶっつけ本番はやってはいけないことだった。
例え、ノーギャラのマジックでも演じる以上は完璧にやらねければいけないのに、手を抜いてしまったのである。
途中でルーティン(順番)がスッポリ頭の中から抜けてしまった。
左手で道具を持たなければいけないところを右手持ってしまって順番がゴッチャになってしまったのだ。失態である。
まぁ、何とかかんとか演技は終えたが、妻からも「やる以上はチャンとやりなさいよ!」とキィッツ〜イ叱責をされたのであった。
7日は朝から雪が降っている。
今年は本当に雪が多い。帯広は22㎝の降雪であった。
もはや我が家の雪を捨てる場所が無い。
会社は融雪機を設置してあるので、除雪した雪をその機械まで運んで、お湯で溶かしては下水道に流すから雪がまったく貯まらないのだが、自宅にはそんな装置は設置していないのである。
玄関先から車庫の前、門の前と除雪した雪をうずたかく積み上げてあるだけだ。最初の頃は除雪する道幅もかなり広めとって開けていたのだが、こう降雪量が多いと、広く開ける気力が無くなってしまって、今日は除雪用のラッセルの幅(60㎝)だけにしてあるのだ。一応、私が歩く分には支障がないが、年寄りがバランスを崩してちょっとでもよろけると雪に埋まってしまう様な微妙な幅でもある。その60㎝の幅の通路の壁が130㎝位の高さにまで積み上げてある。背の低い人なら狭い壁の中を歩くようでかなり圧迫感を感じる高さでもある。
除雪用のラッセルは雪を押していくには便利な道具だが、雪を跳ね上げるにはあまり適した道具ではないから、この130㎝の壁の更に上にまで雪を跳ね上げる作業はかなりな重労働なのである。
これ以上の高さに積み上げることは困難な状況にまでなっている。
雪の少ない十勝では、このような風景は見たことがない。
7年程前の真冬に青森県の酸ケ湯温泉に行った時の雪の壁を彷彿とさせるような光景である。さすがに帯広の積雪量は、日本一の豪雪地帯である酸ケ湯ほどではもちろんないが・・・。
でも、これ以上雪が降ったら、雪を捨てる場所がいよいよない。家の前の道路も幅が狭くなっていて車がすれ違うのに苦労するような状況である。
その内、雪をダンプに積んで排雪する必要があるかもしれない。
帯広市役所にも、この雪を何とかしろという苦情が殺到しているそうだ。市もすでに例年の除雪費をオーバーしてるだろうから、費用的にも大変だろう。寒いのは暖めれば良いのだが、雪というのはまったく困りものである。