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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-02-23-Saturday 大道芸

帯広でお盆に開催している

平原まつりの「北の大地de大道芸フェスティバル」のプロデュースをお願いしている「そら」(大道芸人ファニーボーンズが所属している会社)の女性社長さんから電話が入った。

「去年の暮れに2013年の帯広の大道芸について会議をする予定だったと思うが未だに何の連絡もありません。もう今年の夏のファニーボーンズのスケジュールを決めなければならない時期です。海外のフェスティバルからのオファーが多数入っています。帯広は開催する意思があるのでしょうか? 無いなら海外のスケジュールを入れますが・・・」と云う様な内容である。

「昨年12月には予期せぬ総選挙があって会議を開催することが出来なかったと思う。今月中に会議を開くようにする。とりあえず23日中には段取りを付けるから少し待って欲しい」と返答した。

昨年の大道芸フェスティバルはアクシデントが重なったためにパフォーマの人達に多大なる迷惑を掛けてしまったのだった。

大道芸フェスティバルは毎年8月14・15・16日のお盆の3日間に開催される平原まつりの一行事として2002年から連続して開催している。その前日には全国から人が集まる勝毎花火大会も開催される。

大道芸フェスティバルも勝毎花火大会も勝毎事業部が仕切っている事業であるが、去年は花火大会が雨天で一日順延された為に、平原まつり初日の夜に重なったのである。勝毎事業部最大のイベントである花火大会には事業部員が総掛かりで対応するから、大道芸フェスティバルの初日にはスタッフが極端に不足してしまったのである。その為にまつり会場のスタッフとの連絡などに支障をきたし、事前の準備もおろそかになっていた為に、大道芸を行なう場所が二転三転してしまったのだった。

大道芸は「音」のする芸能のすぐ横では演技がやりづらい弱点があるが、逆に、平原まつりは太鼓やらバンドやらの大きな音がする演目が多いのも特徴である。大道芸を音の影響が小さい場所に移動させる手配に手間取り、結果として大道芸人をあちらこちらへと移動させることになってしまった。

この辺りの事情については去年の平原まつり終了直後のブログにも書いたからここでは割愛するが、大道芸人さん達には満足な発表環境を提供できなかったということである。

元々、帯広の大道芸フェスティバルは私と芸人さんとの個人的な友好関係から始まったものであるから、他の地域でやっている大道芸フェスティバルとは異なって、とても優秀な芸人さん達が手弁当で集まってくれているのだが、最初から世界的な芸人さんばかりが帯広で演技しているものだから、帯広の観客は、これが当たり前だと思っているようだ。

しかし、他の地域では、これだけすごい芸人さんを揃えることは出来ていないから、いつも「どうして帯広の大道芸フェスティバルはスゴイ芸人さんばかりを招聘できるの?」と不思議がられているほどなのだ。

しかし、そんな恵まれた体制に甘えていた為なのか、ボランティアスタッフが育たなかった。

いつも決まった人間ばかりが手伝うことになり、そのスタッフも段々と年齢を重ねてくると体力的にシンドクなる。

それが去年のフェスティバルに一気に重なってしまったのだ。

こんな劣悪な演技環境では、超一流の芸人さんを招聘して演技してもらうのは、芸人を志した身としては、せつなくて我慢できない。

今日の夕方にスタッフ会議をすることになっているが、果たして存続が可能なのだろうか?私は五分五分だと感じている。