1日には久し振りに雪が降った。帯広市内も20㎝程度は積もったろうか?十勝は毎年のことながらお彼岸頃にはドカッと50〜60㎝の雪が一日で降ることがあるから、今年もまだまだ雪が降るだろうと思っていたら・・・。
翌2日土曜日の朝は、晴れて気温も高く、昨晩降った雪も融けて道路がビチャビチャになった。
早速、手押しのラッセルでビチャビチャの雪を押し出して道路面のアスファルトを露出させたら、ミルミル内に道路も湯気を上げて渇きだしたから、こりゃ〜良いわいと思っていたのに・・・。
なんと昼過ぎ頃には急に曇ってきて、その後には、ものスゴイ強風が吹き荒れた。
十勝は雪こそ降らなかったものの、風速30mはあろうかという強い風が一日中吹き続いたのだ。
ニュースを見ると北見や稚内などは雪と強風でヒドイことになっているらしい。
この映像を見て、昔の開拓時代の北海道の冬は、毎日がこんな感じだったのではないかと思った。
当時は冬に外出することは命の危険を伴う行為だったのだ。
文明の利器である車でさえ吹雪で立ち往生しているようだ。立ち往生してしまった車に雪が吹き貯まったりして埋もれてしまったら、最近の車は気密性能が良いから窒息してしまう危険もある。
窓も電動だから、エンジンが止まってしまったら窓を開けることすら出来ない。やはり、車の窓はハンドルで回して開ける方が、車が水に落っこちた場合なんかにも良いだろうと思う。便利にし過ぎると、逆に命の危険が出て来ることは皮肉であろう。
山の中で車が立ち往生して、エンジンが止まったら、当然ヒーターも停まってしまう。−20℃の外気温なら、そうなると凍死してしまう温度だ。
車の中に非常用の暖房具が必要なのかもしれないが、そんなモノを積んでいる車はまず無いだろう。
軽装で車に乗って出掛けて、途中で立ち往生したら車の外に出て歩くことも危険だ。外に出ても中に籠っても危険なんだから困ったものだ。
こんな大嵐は滅多にあるものではないが、危険性を考慮しておいた方が賢明なのかもしれない。
こういう日は家の中で読書でもして過ごすしかないのかもしれない。