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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-03-13-Wednesday 復興予算

今朝のワイドショーで

復興予算の使われ方がオカシイと云う報道があった。

堺市のゴミ処理場の建設費83億円(だったかな?)が、堺市は実際に震災瓦礫処理をしていないのに全額補助を受けていると云う指摘である。

通常の予算なら83億円の内の23億円を堺市が負担しなければならないのだが、復興予算なら83億円全額が国から出るという。

堺市は一応は震災瓦礫の処理を検討はしてみたのだが、結局は受け入れていないのだと云うのだから復興予算が充てられるのはオカシイという指摘なのである。モットモな指摘だ。

その他の全国の自治体でも同様に、震災瓦礫を受け入れていないゴミ処理場の建設に復興予算が充てられていると云う。

担当は環境省だと云うが・・・。

お役人は予算を全額使い切ることが使命だと思っているところに問題がある。民間企業なら無駄を省くなりして予算を余らせることの方が重要なのに、行政などは予算を使い切らなければ、担当者が無能扱いされるというのだから呆れる慣例だ。分かり切ったことなのだから、予算を次年度に持ち越せる様に制度を変えりゃぁ済むことだろうに、これが言われ始めてから一体何年が経つのだろうか?

政治家もここに「旨み」が存在するのだろう。一向に改善される様子が見えない。

国も、復興予算を多額に組んではみたものの、結局は使い切れないから、こう云うバカな使い方をさせるのだ。

適材適所で予算を使うのならば、被災地で生活している人の仕事なり住居なりを優先させるべきであろう。

そこには、なんだかんだと「公平性」がどうとかと理屈をこねまわして使わせないで、被災地ではない場所なのに自分達のやり易いところには、逆にへ理屈をつけて融通するとは、役人の根性が曲がっている。

こんな使い方をするから被災地の人達の気持ちも前向きにならないし、被災していない国民も復興自体に疑義の目を向けることになる。

人気取りで過剰な予算を組んで国の借金ばかりを増やし、実際の復興が遅れるのは政治家や官僚の問題だ。

アホ臭くて話にならん!